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巧い人はココを見る!クレーンゲームの達人に聞く「本当に取りやすい台」の特徴

2025.03.08

コロナ禍の影響も完全に払拭されて人々が再び気軽にゲームセンターに足を運ぶようになり、加えて過去最高記録の更新を続けるインバウンドの流入にも後押しされ“UFOキャッチャー”をはじめとするクレーンゲームの人気が高まっている。

子どもの頃以来、久しぶりにクレーンゲームで遊んでみる気になった際、目の前のクレーンゲーム機のどんなところに注目してみるべきなのだろうか。

ゲームセンター「エブリデイとれトレ屋」を運営する株式会社東洋のクレーンゲーム事業部エリアマネージャーで、“クレーンゲームの達人”としても知られる五十嵐直也さんに話を聞いた。

クレーンゲーム協会の運営にも携わる、五十嵐直也さん。クレーンゲーム歴は38年で、多くのメディアに“クレーンゲームの達人”として登場する

“達人”が教える「取りやすい台」のチェックポイントとは?

一部ではマニアックな印象もあるクレーンゲームだが、外出時に目にしたクレーンゲームをやってみようと思う人もきっと増えていることだろう。

まずは実際にやってみることに尽きるとは思うが、景品の取りやすさの目安としてどこをチェックすればよいのか。五十嵐さんによれば、いくつかのポイントがあるという。

(1)ツメの角度が水平の台を選ぶ

2本アームのクレーンを前提に、あくまでも目安ということになるがまずはクレーンの先のツメの角度である。

「ツメの角度が水平のほうが比較的景品を取りやすいですね。あとは2つのツメの間の隙間があまりないほうが比較的取りやすいです」(五十嵐氏)

景品の形状にもよりけりではあるが、ツメの角度が下向きに斜めになっていると、景品をつかんでアームを持ち上げた時に確かにすっぽ抜けやすそうに思えてくる。ゲームをする前にツメの角度をチェックしてみたい。

取りやすいツメの確度は水平になっている

一方、取りにくいツメは角度がついている

(2)小さなお菓子の景品は落とし穴の前に高く積まれている台を選ぶ

クレーンゲームの中には小さな人形や個包装のお菓子などの小さい景品がたくさん積まれている台もあるが、そうした台では積まれ方の形状にも注目すべきであるという。

「“雪崩(なだれ)”という技があるのですが、この技が決まりやすい景品の積まれ方があります。落とし穴に向かって高く積まれている台を選ぶべきです」(五十嵐氏)

ちなみに“雪崩”という技は、積まれた小さな景品の1つを狙うのではなく、一部のエリアにクレーンの力を加えてまさに雪崩のように複数の景品を落として大量ゲットを目論む技である。

山積みになっている部分を狙うと雪崩を起こせる可能性大!

(3)ぬいぐるみは重い部分が落とし穴のほうを向いている台を選ぶ

大きなぬいぐるみの景品の場合、置かれ方にも注目すべき点があるという。落とし穴に向かってぬいぐるみの大きく重い部分が向いていたほうが取りやすいという。

「ぬいぐるみの大きな頭が前方にあったほうが取りやすいです。軽い足のほうをアームで持ち上げると前に移動させやすくなります」(五十嵐氏)

足の方を持ち上げることでぬいぐるみが前方に移動し、運が良ければ1回で取れることもあるが、何度か繰り返すことで徐々に移動距離を伸ばして穴に落とすことを狙う戦略が見込めるのである。

比較的軽いお尻部分を持ち上げることで1回転して落とし穴へと落ちる

(4)橋渡しの台は橋の幅が広い台を選ぶ

クレーンゲームの中には“橋渡し”と呼ばれる2本以上の棒の上に景品が乗っている台があるが、その橋の広さも重要なチェックポイントになる。

「橋の幅が広いかどうかも見極めポイントになります。そして乗っている景品の形状も確認してみてください」(五十嵐さん)

箱に入った景品が多い橋渡しの台だが、景品がどのように置かれていて重心がどこにあるのか、どこに力を加えたら落ちていきそうかをプレイする前にシミュレートしてみるといいのだろう。

橋渡しは、2本の橋の幅が広い台を選ぶと狙いやすい

(5)アームの力が強いバンダイナムコの機種を選ぶ

バンダイナムコアミューズメント公式HPより引用

そして、最後のチェックポイントとして、五十嵐さんは機種による違いもあるという。

「一般的にバンダイナムコの『クレナフレックス』『クレナフレックス2KING』という機種はアームの押し込む力が強く、多くの人が取りやすい台だとされています。一概にクレーンゲームと言ってもさまざまな機種があるので、初心者向けの台を探してみるのもいいかもしれません」(五十嵐さん)

ゲームセンターに入りクレーンゲーム機を前にしてはみたものの、クレーンゲームが初めてだという人や、かなり久しぶりだという人にとってはこれらの助言は大いに参考になるだろう。そしてこうしたチェックポイントに注目しながらゲームを続けることで台を見極める“眼力”が養われてくるともいえそうだ。

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