富士通セミコンダクターメモリソリューション、「RAMXEED」に社名変更へ:2025年1月から
富士通セミコンダクターメモリソリューションは、2025年1月1日付で「RAMXEED」に社名を変更すると発表した。
富士通セミコンダクターメモリソリューションは2024年8月20日、社名を「RAMXEED(ラムシード)」に変更すると発表した。2025年1月1日付で変更する。
富士通セミコンダクターメモリソリューションは、2020年3月に富士通セミコンダクターから分社して設立され、FeRAM(強誘電体メモリ)を中心としたメモリ製品を手掛けている。ReRAM(抵抗変化メモリ)の量産やNRAM(カーボンナノチューブメモリ)の開発を進めるなど、次世代メモリにも注力している。
新社名では、強みを持つ「RAM」の技術を基軸に、共創しながら成長を続けることを表したという。「XEED」には、「SEED(種)」や「SUCCEED(成功する)」「EXCEED(超える、上回る)」という意味を込めた。「X」は無限の可能性や共創を表しているという。
RAMXEEDのロゴは、中央の「X」の字でブラックとマゼンタが交差するデザインだ。マゼンタは同社のシンボルカラーでもある。色の三原色の1つであるマゼンタは混じり気のない色であるとして、同社が独自技術をコアに「ニッチトップ」を目指す決意を表しているという。ロゴの「R」「E」部分には、字を横切るような隙間を作ることで、未来に突き進む姿を強調したとしている。
さらに、ブランドスローガンは「Our Memory, Your Future」と設定した。その意図については「世界中の全ての人の『夢ある未来』を、これまで培ってきたメモリの技術でかなえる」としている。
社名変更に先行し、富士通セミコンダクターメモリソリューションは新しいメールアドレスとWebサイトURLを公開している。なお、住所や電話番号の変更はない。
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