「お腹が空きましたぁ」グランメゾン・パリ マーベリックさんの映画レビュー(感想・評価)
お腹が空きましたぁ
まず、ほぼ全編パリで撮影したと思われることが奏功し、本物感を高めてます。ヴァンドーム広場のBucheronのガラ・ディナーから始まる緊張感が映画に引き込んでくれます。
あとは料理監修についたホンモノの三つ星シェフのおかげで、調理工程、所作が美しく、すべての料理を食べたくなります。 また、彼がパリで実際に苦労したと思われる食材調達、多国籍軍のスタッフ採用などの話を上手く膨らませた脚本、演出も秀逸!
ストーリーはロッキー的な予定調和だし、キムタクはキムタクなんで、そこは目をつぶって、50代の青春、格闘を楽しみましょう! ドラマ版から続くチーム尾花の倫子(鈴木京香)、京野(沢村一樹)、相沢(ミッチー)の3人が素晴らしい! あと、完璧なフランス語を操るリンダ(富永愛)が効いてます。
ちょっとあり得ないようなエピソードが怪我の功名として伏線回収されるのも…脚本と演出の塚本さんのお力ですねぇ。
あー、パリに行きたい!
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