クリス・バワーズ

ロサンゼルスでTV業界人の両親のもとに生まれ、4歳からピアノを習い、さまざまなジャンルの音楽の素養を身につける。芸術系高校と舞台芸術学校を2006年に卒業後、ジュリアード音楽院に進み、在学中からニューヨーク市内で公演を重ね、ジャズ・パフォーマンスの修士号を取得。ジャズ・ピアニストとして注目を集め、ドキュメンタリー「Elaine Stritch: Shoot Me」(13)で映画音楽を初めて手がける。14年、デビューアルバム「Heroes + Misfits」を発表。
日本も含めた世界各地でツアー公演を行い、16年にはホワイトハウスでオバマ大統領夫妻主宰のコンサートで演奏した。18年、音楽を手がけた映画「グリーンブック」がアカデミー作品賞を受賞、主演マハーシャラ・アリのピアノ指導も務める。また、ベン・プラウドフットと共同監督を手がけ、自身の祖父との対話を収めた「A Concerto Is a Conversation」(20)はアカデミー短篇ドキュメンタリー賞にノミネートされた。長編アニメ映画「野生の島のロズ」(24)で、アカデミー作曲賞に初ノミネート。
他、音楽を手がけた作品にNetflixシリーズ「ブリジャートン家」(20〜24)、映画「カラーパープル」「ホーンテッドマンション」(ともに23)などがある。