昨日は、@hnishimさんの「飽きると勝手に越境する」でした。
最近、マネージャーになられたとのことで、おめでとうございます!
まだコミュニティに参加されたことのない
女性技術者の方に、多く読んでもらえたらと思います。
自己紹介
emorima と言います。
普段の仕事は、RubyでSocket通信プログラムとかを書いています。
マネージャー職ですが、管理業務が増えて、
プログラム書く時間が少なくなると、心が荒れます。
Rails Girls Tokyo 3rd, 4th のオーガナイザーです。
自分にとっての越境
今回このブログを書くにあたって、考えました。私は今までに何を越えてきたのだろうか。
えっきょう【越境】
( 名 ) スル
境界,特に,国境を不法に越えること。 「 -して隣国に侵入する」
私は、女子大の文系卒(しかも中・高・大と女子校生活10年!)で、
プログラマーという仕事を選びました。
情報技術の知識がなくて、大変だったこともありましたが、
自分で書いたプログラムが動くことは純粋に楽しくて、
いつか自分の作ったアプリが、世界中で使われるようになって欲しいと思いながら、
ずっと頑張ってきました。
というのは、嘘です。
プログラムを書くのは楽しい。
でも、いつも心の中では、
結婚したら、子供ができたら、この仕事は辞めるんだ
と考えていました。
そう。腰掛けOLならぬ、腰掛けプログラマー。
「私、会社辞める時、山口百恵が引退コンサートで、
最後に白いマイク置いて終えたように、
『さよならの向う側 』歌いながら、PCの電源落とすわー」
(当時のデスクトップは、シャットダウンした 後に、電源ボタンを押す必要がありました)
と、会社の同僚と冗談半分に話していました。
でもね、、、
人生ぼんやり考えていた通りになんて、いきませんでした。
IT業界 35歳定年説なんていう話が出てきた頃、
35歳を前にして、自分の身の振り方を考えました....
「職業選択の自由 あははーん」と歌うCMが昔ありましたが、
35目前にして、資格もない、ただ楽しいだけのプログラミングをしてきた私には、
「あははーん」なんて鼻歌まじりに言えるような状況ではありませんでした。
そんな悩みを持っていた頃、ずっと一緒に仕事をしてきたお客さんが、
Asakusa.rb というRubyコミュニティを教えてくれて、
初めてコミュニティというものに参加しようと思いました。
それまで、RubyKaigiやそういったコミュニティについて聞いたことはありましたが、
そういうものは、「意識が高い」「プログラミングスキルが高い」「マニア度も高い」
3高の人達が参加するもので、
「女子大文系卒、プログラミングが楽しいだけの腰掛けプログラマー」の私は、
参加しようと考えたこともありませんでしたし、
参加しても、疎外感を感じて楽しめないのではないか・・・と思っていたのです。
「あははーん」なんて鼻歌まじりに言えるような状況ではありませんでした。
そんな悩みを持っていた頃、ずっと一緒に仕事をしてきたお客さんが、
Asakusa.rb というRubyコミュニティを教えてくれて、
初めてコミュニティというものに参加しようと思いました。
それまで、RubyKaigiやそういったコミュニティについて聞いたことはありましたが、
そういうものは、「意識が高い」「プログラミングスキルが高い」「マニア度も高い」
3高の人達が参加するもので、
「女子大文系卒、プログラミングが楽しいだけの腰掛けプログラマー」の私は、
参加しようと考えたこともありませんでしたし、
参加しても、疎外感を感じて楽しめないのではないか・・・と思っていたのです。
越えて見えた素晴らしい世界
ずっと楽しいだけでひとりでプログラミングをしてきましたが、
Rubyのことを、あーだこーだ皆が話しているのを、
聞くだけでも、とても楽しいものでした。
しかも、隣で話しているのが、RubyのMLを見ながら、
「署名かっこいい」と思っていた 中田さんだったり、
使っているライブラリを作っている方(nahiさん)だったり、
尊敬していたコミッターの人に会えるのです。
また、会社でRubyで社長賞を取った!と言ったら、お祝いをしてもらえたり、
自分が悩んでいることを、他の方が悩んでいて、「同じだ〜」と共有したり、
私がずっと思い込んでいた、コミュニティに参加する人と、しない人の間にあると思っていた境界は、自分があると信じ込んでいたに過ぎませんでした。
色々なコミュニティに参加するようになって、
Rubyのパパである まつもとさんにも会えたり、
「インターネットで見た人だ!!!!」という大勢の方にお会いできました。
インターネット上の世界とリアルの世界を結びつけるのは、
コミュニティだったのです。
Rubyのことを、あーだこーだ皆が話しているのを、
聞くだけでも、とても楽しいものでした。
しかも、隣で話しているのが、RubyのMLを見ながら、
「署名かっこいい」と思っていた 中田さんだったり、
使っているライブラリを作っている方(nahiさん)だったり、
尊敬していたコミッターの人に会えるのです。
また、会社でRubyで社長賞を取った!と言ったら、お祝いをしてもらえたり、
自分が悩んでいることを、他の方が悩んでいて、「同じだ〜」と共有したり、
私がずっと思い込んでいた、コミュニティに参加する人と、しない人の間にあると思っていた境界は、自分があると信じ込んでいたに過ぎませんでした。
色々なコミュニティに参加するようになって、
Rubyのパパである まつもとさんにも会えたり、
「インターネットで見た人だ!!!!」という大勢の方にお会いできました。
インターネット上の世界とリアルの世界を結びつけるのは、
コミュニティだったのです。
つまり何を言いたいのかというと...
Rails Girls Tokyo のオーガナイザーをしていたり、
こうして、技術系アドベントカレンダーを書いていたりすると、
「自分とは違う人種(意識高め)」と思う方もいるかもしれませんが、
たぶん、こうして技術系アドベントカレンダーの記事を読んでいるあなたの方が、
「腰掛けプログラマー」の当時の私より、ずっと意識高いと思います。
「どうしよう...」と迷っているかもしれませんが、
勢いでもなんでも、まず何かのコミュニティに参加してみてください。
あなたが「これが自分の世界」だと思っていた世界は、
実はずっと遠くまで続いていること、
その世界が今いるところよりずっと輝いていることに、気づけるかもしれません。
そして、その世界は、私と繋がっているかもしれません。
どこかでお会いできることを、楽しみにしています。:)
Come As You are!
10月に行ったナイアガラの滝 左はアメリカ側で、右がはカナダ側 (国)境なんて見えない。 |
次の方
田口哲也さんです。よろしくお願いいたします!
参加される方、頑張ってください!
おまけ
Rails Girls Tokyo で、毎回スポンサーになっていただいている
tmix さんは、Rails Girls Tokyo 4thでもTシャツ、パーカーを作成していただきました。
みなさんも、自作のお揃いのTシャツを作ってみませんか?