「Deloitte Analytics Cloud」は、国内複数のデータセンターで運用を行うとともに、24時間のサイバーセキュリティの監視を行うことで、高可用性と高セキュリティを実現したプライベートクラウドだという。今後、このプラットフォーム上には、オンライン上で残高の確認手続を行う等のデジタル化された監査サービスを複数展開予定だ。
トーマツでは、データを活用した監査手続である「Illumia/Audit Analytics」*や、監査業務管理システムである「Magnia」に代表される、AIやIT技術を活用したリスクフォーカスの深化を進めている。これと並行して、クライアントの担当者やステークホルダーとのコミュニケーション手法やそのプロセスを変革することは、監査品質を高めるうえで重要な取り組みだとしている。
そのため、IT技術を活用することで、今まで以上に円滑かつ容易に、そしてより深いコミュニケーションを行うことで、業務の合理化・高度化を実現する改善を進めているという。このような流れを加速するため、高可用性、拡張性を備えたプライベートクラウドを構築したという。
*:「Illumia/Audit Analytics」は、従来の監査では活用されていなかったクライアントの財務・非財務データをさまざまな属性情報や外部データと組み合わせて分析・視覚化し、監査人の経験則では捉えられない相関や傾向・推移を識別することで、効率的かつ効果的な監査を実現するデロイトの手法。