みなさん、SF映画好きでしょうか。今回のエントリーでは私がおすすめする名作SF映画、宇宙映画20作を紹介します。対象はSFであれば邦画、洋画どちらもOKです。
私は子供のころから宇宙にあこがれがあって、将来の夢は宇宙飛行士でした。
今でも疲れた時、ぼんやり夜空を見上げ、輝く星をみると、なんだか元気になりますよね。こういうの私だけじゃないはず。
そんな宇宙好きのあなたに送る、私が今まで見てきた中でも、おすすめの傑作SF映画を20作品を紹介します!どれも非常に面白いものばかりなので、必見です!
【2018/10/23 1作品追加】
以下、目次となります!
目次
おすすめSF映画21選
インターステラー
公開年 | 上映時間 | 監督 |
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2014年 | 169分 | クリストファー・ノーラン |
近未来、地球規模の食糧難と環境変化によって人類の滅亡のカウントダウンが進んでいた。そんな状況で、あるミッションの遂行者に元エンジニアの男が大抜てきされる。そのミッションとは、宇宙で新たに発見された未開地へ旅立つというものだった。地球に残さねばならない家族と人類滅亡の回避、二つの間で葛藤する男。悩み抜いた果てに、彼は家族に帰還を約束し、前人未到の新天地を目指すことを決意して宇宙船へと乗り込む。
大傑作です。クリストファー・ノーラン監督作品の中でも圧倒的No1です。正直私はこれ以上のSF映画は後10年は出ないんじゃないかと思っています。
ストーリー、映像、キャラクターどれを取っても非の打ちどころがありません。3時間にも及ぶ超大作ですが、全く飽きることなく観れます。
まだ観ていない方は即レンタルして視聴する事を強くおすすめします。美しく、また人間にとっては残忍な宇宙の虜になること間違いなしです。
ガタカ
公開年 | 上映時間 | 監督 |
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1997年 | 106分 | アンドリュー・ニコル |
遺伝子操作により管理された近未来。宇宙飛行士を夢見る青年ビンセントは、劣性の遺伝子のため希望の無い生活を送っていた。そんなある日、ビンセントは闇業者の手配により、事故により身障者となった優秀な遺伝子をもつ元エリート、ジェロームに成りすます偽装の契約を結ぶ。そうして、ジェロームの遺伝子を借りてエリートとなったビンセントは、宇宙飛行施設“ガタカ”に潜り込む・・・。
こちらは、SFですが、ヒューマンドラマよりの作品です。かなり古い作品ですが、強く心を揺さぶられました。
選民思想に抗う主人公がテーマですが、例えどんな苦境に陥ろうとも、決して諦めず、遺伝子の巨大な壁に立ち向かう主人公を見ていると、胸が熱くなります。
特に、弟との水泳シーンは圧巻。私は数ある映画作品の中でも随一のシーンだと思いました。SF好きもヒューマンドラマ好きも間違いなく満足出来る作品です。少々古めの作品ですが、映像の古さなど全く気にならなくなるほどの名作です。
第9地区
公開年 | 上映時間 | 監督 |
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2009年 | 111分 | ニール・ブロムカンプ |
ある日、ほかの惑星から正体不明の難民を乗せた謎の宇宙船が、突如南アフリカ上空に姿を現す。攻撃もしてこない彼らと人間は、共同生活をすることになる。彼らが最初に出現してから28年後、共同居住地区である第9区のスラム化により、超国家機関MNUは難民の強制収容所移住計画を立てるのだが・・・。
かなりぶっ飛んでいる作品。B級映画テイストではありますが、その予想をことごとく裏切ってくれます。
私は『主人公そこで逃げるのかよ!』と突っ込みながら観ていました。しかし、テーマは差別を対象とした社会問題を扱っており、結構重いです。
しかし、その重さを忘れるほど、派手なアクションとグロ要素、また一風変わったキャラで観ていて飽きませんでした。
同監督作品のエリジウムも好きですが、ぶっ飛んだ感じの本作の方を私はおすすめします。
オール・ユー・ニード・イズ・キル
公開年 | 上映時間 | 監督 |
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2014年 | 113分 | ダグ・リーマン |
近未来の地球。侵略者の激しい攻撃に、人類の軍事力ではもはや太刀打ちできなくなっていた。対侵略者の任務に就いたウィリアム・ケイジ少佐(トム・クルーズ)は、戦闘によって亡くなる。しかし、タイムループの世界にとらわれ、戦闘と死を繰り返す。そんな中、特殊部隊の軍人リタ・ヴラタスキ(エミリー・ブラント)と出会ったケイジは、彼女と一緒に何度も戦闘と死を繰り返しながら戦闘技術を向上させ……。
日本のライトノベル(作・桜坂洋)が原作の本作。私は小説、映画、漫画全て見ましたが、完成度がずば抜けて高かったのは、間違いなく映画でした。※原作と違ったラストですが、私は映画のラストの方が圧倒的に好きです。
アクションゲームのように、何度も死に、 その度に学習してなんとか頑張るウィリアムの姿に心打たれます。ライトノベル史上初のハリウッド映画化なので、その観点からも是非!一度は鑑賞価値があります!
オデッセイ
公開年 | 上映時間 | 監督 |
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2015年 | 141分 | リドリー・スコット |
火星での有人探査中に嵐に巻き込まれた宇宙飛行士のマーク・ワトニー(マット・デイモン)。乗組員はワトニーが死亡したと思い、火星を去るが、彼は生きていた。空気も水も通信手段もなく、わずかな食料しかない危機的状況で、ワトニーは生き延びようとする。一方、NASAは世界中から科学者を結集し救出を企て、仲間たちもまた大胆な救出ミッションを敢行しようとしていた。
SFサバイバル作品。私はこのジャンルの映画を本作しか知りません。
宇宙に一人取り残されちゃった主人公が、必死に頑張るお話。宇宙兄弟が好きな人は、観るとなんだか胸が熱くなるかも。
食糧確保の為に奮闘したりと、中盤はSF色よりサバイバル色の方が強くなります。
しかし、無重力空間を非常に上手く映像に描写出来ており、終盤は息を飲みながら画面に釘付けになります。SF好きなら間違いなく満足出来る1本ですので、是非!
ゼロ・グラビティ
公開年 | 上映時間 | 監督 |
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2013年 | 91分 | アルフォンソ・キュアロン |
地表から600キロメートルも離れた宇宙で、ミッションを遂行していたメディカルエンジニアのライアン・ストーン博士とベテラン宇宙飛行士マット・コワルスキー。すると、スペースシャトルが大破するという想定外の事故が発生し、二人は一本のロープでつながれたまま漆黒の無重力空間へと放り出される。地球に戻るスペースシャトルを失い、残された酸素も2時間分しかない絶望的な状況で、彼らは懸命に生還する方法を探っていく。
無重力体感映画。
本作はストーリーも非常にシンプルで、上映時間も90分と比較的短めです。そう本作は、物語を楽しむのではなく、その映像を体感することが目的となります。
本当に無重力の中に自分自身が居るかのように錯覚させる、その映像は大変素晴らしく映画館で見れなかったのが悔やまれるほど。
レンタル視聴の場合は、出来るだけ大きなスクリーンで見ることをお勧めします!
マトリックス
公開年 | 上映時間 | 監督 |
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1999年 | 136分 | ラナ・ウォシャウスキー、リリー・ウォシャウスキー |
ウォシャウスキー・ブラザースによるアクション巨編。ニューヨークの会社でしがないコンピュータプログラマーとして働くトマス・アンダーソンには、裏世界の凄腕ハッカー“ネオ”というもうひとつの顔があった。ある日、“ネオ”はディスプレイに現れた不思議なメッセージに導かれるまま、謎の美女トリニティと出会う・・・。
何度見返したか分からない程の名作。SFアクションの金字塔です。
マトリックスは、3部作ですが1作目を見た時の驚きは今でも覚えています。ストーリーも良く練られており、何よりアクションシーンが非常に惹かれます。
2作目のリローデッド、3作目のレボリューションズからやや話が難しくなるので、注意が必要です。SF映画に詳しいか、プログラミングの知識があると、少し見やすいかも。
チャッピー
公開年 | 上映時間 | 監督 |
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2015年 | 120分 | ニール・ブロムカンプ |
2016年、南アフリカ。ディオンは、世界初の人工知能搭載ロボットのチャッピーを開発する。しかし、ヨハネスブルクに巣食うギャングに誘拐されてしまう。起動したばかりで子供のように純粋なチャッピーは、ギャングのメンバーと接し、彼らから生き抜くためのスキルを学んでいく。圧倒的スピードでさまざまな知識を吸収していくものの・・・。
ニール・ブロムカンプ監督作品。第9地区やエリジウムを撮っただけあり、本作も中々ぶっ飛んでいます。ただ、かなり情報量が多い映画になっていますので、見る時は時間が十分取れる時をおすすめします。
内容については結構大雑把なところがありますが、きちんと考えると作り手が何を伝えたかったのか何となく分かってくるかと。意識の捉え方については、非常に興味深いものがありました。
オブリビオン
公開年 | 上映時間 | 監督 |
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2013年 | 124分 | ジョセフ・コシンスキー |
エイリアンの侵略を食い止めたものの、その戦いによって地球が半壊してから60年。生き残った者たちがほかの惑星へと移住してしまった中、ジャック・ハーパーだけが地球に残って上空から偵察していた。パトロールに向かっていた彼は、誰一人として生存しているわけがないエリアで何者かの襲撃を受けてしまう。混乱するジャックの前に現れたのは、ビーチという謎の男であった・・・。
細部まで非常に丁寧に作られているSF映画の佳作です。映像も非常に美しく、視聴中は画面に惹きこまれます。
ストーリー構成はシンプルですが、巧みに伏線が張られており、それを一気に終盤で回収する事により、締りの良いプロットに仕上がっています。
設定はやや無茶な所がありますが私は十分に許容範囲内でした。SF好きならまず見て損のない一作です。
アルマゲドン
公開年 | 上映時間 | 監督 |
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1998年 | 150分 | マイケル・ベイ |
地球への衝突コースを取る小惑星が発見された。もしも、テキサス州の大きさにも匹敵するその小惑星が地球に激突すれば、人類の破滅は免れない。これを回避する方法はただひとつ、小惑星内部に核爆弾を設置し、内側から破壊するしかない。そしてその任務に選ばれたのは石油採掘のスペシャリストたちだった。
熱い男たちの、スペースロマン映画です。刻一刻と迫るタイムリミットを前に、常にはらはらしながら画面を見入っていました。
絶望的な状況下でも、希望を捨てずにもがき続ける主人公達の姿を観ていると、胸が熱くなります。
ラストは非常に悲しい結末ではありますが、主人公の言葉に胸を強く打たれました。宇宙描写も非常に美しく、感動的な大作です。有名な本作ですが、もしまだ未視聴でしたら、人生を損していますので、是非見て下さい!
エクス・マキナ
公開年 | 上映時間 | 監督 |
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2015年 | 108分 | アレックス・ガーランド |
検索エンジン世界最大手のブルーブック社に勤めるプログラマーのケイレブは、ほとんど人前に姿を見せない社長のネイサンが所有する山荘に招かれる。人里離れた山間の別荘を訪ねると、女性型ロボットのエヴァが姿を現す。そこでケイレブは、エヴァに搭載された世界初の実用レベルとなる人工知能の実験に手を貸すことになる。
人工知能に興味がある方は、一度見てもらいたい作品です。科学技術が発達して、『技術的特異点』が来た時に、一体どのような事が起こるのかについて、この映画は一つの回答を出しています。
一昔前であれば、単純に嫌悪感の漂うラストとしか捉えられなかったですが、今や私達の生活に少しずつ浸透し始めている人工知能の存在を観ると、本作のラストもあながちフィクションとは思えなくなりました。
ウォーリー
公開年 | 上映時間 | 監督 |
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2008年 | 97分 | アンドリュー・スタントン |
西暦2700年の地球。宇宙に逃れた人間が残したゴミを、700年もの間片付け続ける“地球型ゴミ処理型ロボットWALL・E。ある日、地球にイヴという名のピカピカのロボットが現れた。ずっと孤独だったウォーリーはイヴに恋をするが、イヴが宇宙船にさらわれてしまい・・・。
設定からして、興味をそそられるディズニー、ピクサーの名作SF映画です。私は数あるピクサー作品の中でも、本作はベスト3に入るほど好きです。
遠い未来の話であっても、きちんとリアリティを持たせて語られており、本当に何百年後かには、このような未来があってもおかしくないのではと思いました。また、恋愛話だけに終始するのではなく、その背景にはしっかりとヒューマンドラマを描いており、キャラクターの深堀もされています。
ウォーリーの愛くるしい姿を観るだけでも視聴価値がある映画です。是非見て下さい!
コンタクト
公開年 | 上映時間 | 監督 |
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1997年 | 153分 | ロバート・ゼメキス |
地球外知的生命体と人類の接触を描いたカール・セーガンのベストセラーを映画化。地球外知的生命体の存在を研究している天文学者エリーは、ある夜、未知の電波をキャッチする。それはヴェガ星からのものであり、地球上の映像と謎の設計図が納められていることが判明。それはヴェガ星への輸送機関であった・・・。
宇宙人の存在を信じる人、また信じていない人、どちらが見ても考えさせられる名作SF映画です。ド派手なアクションや、演出はありませんが、美しい宇宙の映像と共に、丁寧に物語は進行します。
地球外生命体との接触を描いた作品は多数存在しますが、本作はその中でも一際深く掘り下げており、一つの答えを提示しているのではないかと思いました。
ちなみに題名が似ている作品で『X-コンタクト』という映画がありますが、そちらは全く面白くないので、レンタルする際には注意して下さい。
遊星からの物体X
公開年 | 上映時間 | 監督 |
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1982年 | 109分 | ジョン・カーペンター |
氷の中から発見されたエイリアンと南極基地の隊員との死闘を描いた、SFホラーの古典。10万年前に地球に飛来した謎の巨大UFOを発見した南極観測隊のノルウェー基地が全滅。やがてノルウェー隊の犬を媒介にしてアメリカ基地に未知の生命体が侵入した。それは次々と形態を変えながら隊員たちに襲いかかる・・・。
非常に評価の高いSFホラー映画です。随分昔の作品なので、私は視聴することを敬遠していましたが、実際はCGを使用していないにも関わらず、上手く描写が出来ていました。
劇中を包むじりじりとくる緊張感は大きく、また演出も巧みです。
絶望や皮肉、恐怖が入り混じったようなラストシーンに、私は強く心を打たれました。
クリーチャーの造形など、少々グロテスクな描写もあるので、もしそのような描写が苦手な方は視聴する際は注意して下さい。
アナザープラネット(隠れた名作!)
公開年 | 上映時間 | 監督 |
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2011年 | 90分 | マイク・カーヒル |
贖罪というテーマを絡ませたドラマチックな展開が話題を呼び、2011年サンダンス映画祭で審査員特別賞を受賞した。ローダはある夜、不思議な惑星が空にあるのを目撃。気を取られるあまりに衝突事故を起こしてしまい、妊婦と子どもが亡くなってしまう。4年の刑期を経て出所したローダは、清掃会社のスタッフとして被害者の夫ジョンの家へ定期的に通うことになった・・・。
どちらかというと、ヒューマンドラマ要素が強いですが、あまり知られておらず、非常に面白いSFなので、今回選出しました。
贖罪を主軸にし、主人公ローダはジョンへ奉仕します。やるせない感情が漂いますが、それでもひたむきさや、時折見せる笑顔が映画内を明るくします。感情の動きを丁寧に描写しているので、物語に入り込みやすいです。
ラストシーンは様々考えさせられます。是非、あなたの目で確認してもらいたいです。
トータル・リコール
公開年 | 上映時間 | 監督 |
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2012年 | 118分 | レン・ワイズマン |
容易に記憶を金で手に入れることができるようになった近未来、人類は世界規模の戦争後にブリテン連邦とコロニーの二つの地域で生活していた。ある日、工場で働くダグラスは、記憶を買うために人工記憶センター「リコール」社に出向く。ところが彼はいきなり連邦警察官から攻撃されてしまう・・・。
あえてリメイク版を選出してみました。元映画はTVでも放映されているので、見た事がある方も多いのではないでしょうか。
ストーリーや設定を変える工夫が施してあり、リメイク元の映画を観た方でも十分楽しめる内容になっています。また、CGも美しく、映像面ではリメイクの方が圧倒的に素晴らしいです。
フィフス・エレメント
公開年 | 上映時間 | 監督 |
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1997年 | 126分 | リュック・ベッソン |
2214年、巨大なエネルギー体が地球に接近しつつあった。コーベン・ダラスの運転するタクシーに突っ込んでくる赤い髪の少女。コーベンは彼女リールーを神父の元へ届けるが、そこでリールーこそ地球存亡のカギを握ると知らされる・・・。
非常にテンポの良い作品で、コメディ要素もあり笑えます。衣装や演出にもかなり凝っており、近未来感がよく描写されています。97年制作ということで、多少古さを感じる箇所もありましたが、逆にそれがシュールな笑いに繋がっているようにも思いました。
ギャグ要素だけでなく、シリアスな展開や『愛』をテーマにした話もしっかり描かれています。肩を張らずに見れるSFを探している方は是非見て下さい。
パンドラム
公開年 | 上映時間 | 監督 |
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2009年 | 108分 | クリスチャン・アルバート |
西暦2174年、地球は滅亡を迎えようとしていた。そんな中、ある惑星へ移住するため、6万人の人類が宇宙船エリジウムで出発。やがて、二人の飛行士が冷凍睡眠から目覚めるが、二人は記憶を失ってしまっていた。そして、船内にいるはずのない恐ろしい何かが存在することに気付き・・・。
スリラーとSFという私の大好きなジャンルを掛け合わせた作品です。正直、映画として見ると突っ込みどころは多いですが、ゲーム的な感覚でさくっと見られる作品です。
物語のテーマなどは特にないのですが、単純に頭を空っぽにして、どきどきを味わいたい人には良い映画かもしれません。逆に、骨太で重厚なストーリーを求めている方にとってはかなりの駄作になってしまうので、視聴の際は注意して下さい。
宇宙兄弟
公開年 | 上映時間 | 監督 |
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2012年 | 129分 | 森義隆 |
宇宙飛行士になることを誓い合った兄弟ムッタとヒビト。時は過ぎて2025年、弟ヒビトが夢をかなえて宇宙飛行士となった一方、兄ムッタは会社を解雇され意気消沈していた。互いに違った道を進んでいた兄弟だったが、弟からの連絡をきっかけに兄はかつての夢を実現させるべく再び宇宙飛行士という目標に向かって進み始める。
原作漫画が本当に好きな本作。映画も中々の出来でしたので、今回選出しました。ただ、漫画の内容を無理やり2時間に纏めている印象を受けましたので、原作を読んでいる方とそうでない方では評価が分かれるところです。
ムッタを演じる小栗旬とヒビトを演じる岡田将生は、本当に漫画の中から出てきたようなほど、ぴたりのイメージだったので、その点は評価できる所です。
パッセンジャー
公開年 | 上映時間 | 監督 |
---|---|---|
2017年 | 116分 | モルテン・ティルドゥム |
SFラブロマンスの佳作です。
5,000人を乗せた豪華宇宙船が、人々の移住地に向かうべく地球を出発します。到着までの120年間、冬眠装置で眠る乗客のうちエンジニアのジムと作家のオーロラだけが、予定より90年も早く目覚めてしまいます。
CGが非常に美麗で、大宇宙の景観を心行くまで楽しむ事が出来ます。名作映画『イミテーション・ゲーム』のモルテン監督だけあり、それぞれのキャラクターの深堀を丁寧に行っており、ヒューマンドラマとしても見ごたえがありました。
小奇麗に纏め過ぎている印象が残りましたが、総じてSF好きな方であれば見て損のない作品であると思います。
2001年宇宙の旅
公開年 | 上映時間 | 監督 |
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1968年 | 141分 | スタンリー・キューブリック |
1968年に公開されたスタンリー・キューブリック監督のSF映画の金字塔です。かなり昔に鑑賞した映画であったので、もう一度見返してみたのですが、その映像の古さを感じさせない演出は素晴らしいと、改めて感じました。
ストーリーはやや難解で、冗長な部分も多い為、映画にエンターテインメント性と刺激のみを求める方にとっては、退屈に感じてしまう作品です。
しかし、それぞれのシーンに込められた意味は大きく、視聴後ネット上の考察サイトを見て、その奥深さに気づきました。
SF映画のある種のターニングポイントになっている作品なので、その観点からも、SF好きの方は、一度は視聴してみて良いかもしれません。
サスペンス要素の強いおすすめSF映画!
本項では、ちょっと変わり種のサスペンス要素の強いSF映画を紹介します!
宇宙空間は密室であり、閉鎖的なシチュエーションからサスペンス要素も取り入れやすく、その視点から攻めている作品も意外と多いです!
月に囚われた男
公開年 | 上映時間 | 監督 |
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2009年 | 97分 | ダンカン・ジョーンズ |
サム(サム・ロックウェル)は地球で必要なエネルギー源を採掘するため、3年間の契約で月にたった一人で滞在する仕事に就く。地球との直接通信は許されず、話し相手は1台の人工知能コンピュータ(ケヴィン・スペイシー)だけの環境だったが、任務終了まで2週間を残すある日、サムは自分と同じ顔をした人間に遭遇する。
SF色というよりは、サスペンス色が強い本作。
伏線も見事で、ストーリー展開も良いが、私はそれよりも作品全体を包む陰鬱な雰囲気が好きでした。希望を信じ、3年間努力し続けたサムの結末・・・。ラストシーンは胸にくるものがあります。
本作は非常に低予算で作られていますが、それを感じさせない素晴らしい傑作です。彼が監督する作品はどれも素晴らしいものが多いので、是非ご視聴下さい。
月に囚(とら)われた男 コレクターズ・エディション [DVD]
LOOPER/ルーパー
公開年 | 上映時間 | 監督 |
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2012年 | 119分 | ライアン・ジョンソン |
未来からタイムマシンで送られてきた標的を消す、“ルーパー”と呼ばれるジョー(ジョセフ・ゴードン=レヴィット)。ある日、ジョーのもとへ送られてきたのは、何と30年後の自分だった・・・。
SFタイムリープ系の作品です。近未来が舞台となっていますが、宇宙船などが出てくるわけではなく、時間軸を超えるヒューマンドラマ映画です。
全体的にかなりテンポが良く、惹きつけられるシーンが多い映画でした。劇中には始終哀愁が漂っていますが、その点も含めて個人的には気に入っている作品です。
プロットについては、やや疑問な点も残りましたが、ラストはかなり切なく、視聴した後に心にずしっとくるものがありました!
バタフライエフェクトなどの作品が好きな方であれば、本作もツボにハマるかも知れません!
ライフ(LIFE)
公開年 | 上映時間 | 監督 |
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2017年 | 110分 | ダニエル・エスピノーサ |
火星探索において見つかった地球外生命体が、急速に成長し、宇宙ステーション内のクルーに襲い掛かる物語です。
まず、宇宙空間の演出は非常に作り込まれており、無重力状態をよく画面上に表現できていました。宇宙船の造詣も素晴らしく、その点だけでも見る価値がある映画と言えます。
ストーリーについては、ISS(国際宇宙ステーション)内という、ある種逃げ場のない密室の空間を生かした、かなりスリラーよりの映画だったと言えます。どんどん知性を持ち、狡猾に乗組員に襲い掛かる生命体が恐ろしく、緊迫状態が常に続きました。
最後のオチがかなりショックなものだったので、バッドエンドも許容できる方であれば、是非見てみて下さい!
まとめ
いかがだったでしょうか。私がSF映画が大好きな私が、自信をもっておすすめする名作SF、宇宙映画23選を紹介いたしました。
仕事や学校に疲れて、ぼんやりと空を眺めたい時に、是非視聴してみて下さい!
本エントリーは随時更新していますので、また私が見て面白いSF映画がありましたら、追加します!
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ウマキ