この映画はとにかく音がすごくて、開幕から下手なタップダンスみたいなガチャガチャした性行強要シーンが始まって鬱屈とする。
扉や窓を開閉する音、食器を置く音、外からの銃声、あらゆる騒音が生活の貧しさを強…
塚本監督作品お初。言葉少なだけど質感で心奪われた。女の目や唇の艶、ぬぼうっと生気のない白い足。ぼうやの濡れた目。ぼろぼろの板表面、襖の汚れ、銃の音。高架下の負傷した元兵隊。
戦後でずっとありたいと思…
戦争で生き延びてしまった人々の絶望と縋るような祈りを塚本晋也監督が焼き付けた生者のレクイエム。
最小限の舞台で展開する退廃的な人間の交わりは、生き延びてしまった人の贖罪感が全編を覆い、絶望の奥底まで…
戦争は人々を変えてしまうのだと思う。でも、変われない人もいる。戦後、自分のしてきたことで、精神を病んでしまう人もいたのだろう。いつも思う。自分の大事な人達、死んでほしくないのと同じくらい、人殺しもし…
>>続きを読む大好きな塚本監督の新作なので楽しみに観た!
なんというか趣里が力が入りすぎてて、作品のトーンから飛び出してしまっている印象で、そこが気になってなかなか作品に入っていけなかった。
なので森山未來が…
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