マイベストムービー第9位
★5.0 +アルファ
「良い悲鳴だ。良い悲鳴、、」
ピアノの旋律。
やつれた顔。
悲鳴。
もう心が痛いっっ、、
初めて観たときの衝撃はマジで忘れられない。
確かまだデ・パルマにハマる前の中学生か高校生のころ。とにかく背伸びして色々な映画観てたころ笑
トラボルタ主演で、なんとなく気になるタイトルだったから みたいな理由で ケーブルテレビ放送を録画して観た記憶。ただその日の今作に関する記憶は、やっぱクライマックスしかない笑
そのときはたぶん、 この落ち着いた作風に退屈してたと思う。けど、例の最後の展開で一気に惹きつけられていってしまった。
音楽、ストーリー、演出。すべてが上品に、丁寧にまとめ上げられているような印象。
まず、伏線の撒き散らされたオープニングクレジットからして凄く良い。
音楽はまだ目立ってこないけど、そこ以外の要素がすでこの時点で静かに神々しい輝きを放ちながら組み合わさってる。
伏線となるアイテムや演出、スプリットスクリーン。2回目以降、このオープニングに唸りまくること間違いなし。
ここだけでデ・パルマ監督がどれほど 優れた腕の持ち主かわかる。ような笑
オープニングも素晴らしければクライマックスも素晴らしい。
クライマックスではすでに音楽が感情的に荒ぶりまくって、スローモーションのなかで走りまくるトラボルタさんと観客を煽りまくり!
そして、映画史上最強な花火シーン!
1番美しくて悲しいサスペンス映画