『ニューシネマパラダイス』のジュゼッペ・トルナトーレ監督作
主演は『パイレーツ・オブ・カリビアン』のバルボッサ演じる怪優ジェフリー・ラッシュ!
絵画や家具への造形が深く、類い稀な審美眼を誇る美術鑑定士ヴァージル・オールドマン❨ジェフリー・ラッシュ❩は、
友人の画家ビリー❨ドナルド・サザーランド❩と共謀して、自らがディーラーを務めるオークションで、価値ある美術品を安く競りおとし、私腹を肥やしていた。
この鑑定士の私生活が、非常におもしろい!
人との関係を極力たつ電話嫌いの堅物で手袋が必需の潔癖症、独り暮らしの家には隠し部屋があり、あまたの画家が描いた「婦女像」が壁一面 ところ狭しと飾られている。
彼の至福のときは、その部屋の中心に鎮座し名画の美女を愛でながら過ごすひととき。
そんな彼が誕生日の日に受けた鑑定依頼の電話、依頼人はどこかおびえた掴み所の無い、終始顔を見せない女性だった。
この日を境に、鑑定士の日々が大きく変わっていく…
監督曰く、ハッピーエンドのミステリーのようですね
ラストのプラハのからくり時計のレストラン『NIGHT AND DAY』のシーンは、最高の名シーン!
悠久の時を刻みながら、そこに愛と希望をみました