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Azuという名のブシェミ夫人さんの映画レビュー・感想・評価

Azuという名のブシェミ夫人

Azuという名のブシェミ夫人

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欲望の翼(1990年製作の映画)

4.3

ウォン・カーウァイ監督フェスを絶賛開催中。
大好きな作品達を見返していく中、レンタルが出来ずに未見の作品がいくつか・・・その中の一つがこの作品で購入に踏み切ったんだけど買って良かった。
ほんとに良かっ
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ブルックリン(2015年製作の映画)

3.8

1950年代アメリカ・ブルックリンに渡ったアイルランド人移民エイリシュの物語。
困難な人生を生き抜く強き女性の生き様!だとかそんなに仰々しいものでもなくて、住まいや仕事が用意されているなど割と恵まれた
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コングレス未来学会議(2013年製作の映画)

3.6

ずっと気になっていた作品。
実写とアニメーションで構成された不可思議な世界。
空想的ではありながら、人間のえぐ味みたいなアクの強いリアルさを見せつけてくる。

女優ロビン・ライトを演じるロビン・ライト
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召使(1963年製作の映画)

4.0

裕福な青年トニー。彼に雇われた召使バレット。
二人の関係がやがて不穏で複雑なものに変わっていく様を、じりじりと描いていく。

私の様な庶民にはあまりピンとこないものだけれど、ごく当たり前のようにそ
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彼は秘密の女ともだち(2014年製作の映画)

4.3

亡くなってしまった無二の親友。
残された彼女の夫。
彼は、私の秘密の“女ともだち”になった。

フランソワ・オゾンの作品には繊細且つ淀まぬ濁りなき空気が広がっているのだけれど、いつもどこか息苦しさがあ
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プールサイド・デイズ(2013年製作の映画)

4.5

気がつけば半年もレビューお休みしてた。
みなさま元気にお過ごしでしょうか。
その間にいいねやフォローくださった方ありがとうございます♡
後でレビュー閲覧行脚に伺いたいと思いますので。

母親の恋人
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画家と庭師とカンパーニュ(2007年製作の映画)

4.4

パリで成功している画家がモデルとの浮気を理由に妻から離婚を迫られ、田舎に戻ってくる。
そこで庭師として現れたのは、小学校の頃イタズラを一緒にしていた旧友であった。

これを初めてレンタルした時のことを
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ギャルソン!(1983年製作の映画)

4.0

パリの大きなレストランで働く初老の給士長アレックスの恋愛模様と夢の遊園地作りへの日々を描いた軽快な作品。

とにかくイヴ・モンタンのギャルソン姿が格好良くて惚れぼれ!
もうこれだけで観る価値があったと
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戦争より愛のカンケイ(2010年製作の映画)

3.9

主人公アルチュール・マルタン。
日本人にはピンと来ないけれど、某家電メーカーと同名な上に典型的フランス人なお名前の様子。
学者肌で保守的な考えを持つ彼は、実は自分のルーツがユダヤ人であることを知りつつ
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モラン神父(1961年製作の映画)

4.3

第二次大戦中のフランス、イタリア軍の占領下にある小さな町に幼い娘と住む未亡人バルニー。
宗教に懐疑心をもち無神論者である彼女はある日気まぐれに教会を訪れ、告解室で若き神父レオン・モランに議論を投げかけ
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トム・アット・ザ・ファーム(2013年製作の映画)

4.0

グザヴィエ・ドランの作品を観るのはこれが4作目。
毎回違った魅力を見せてくれる彼、一体どれほどの引き出しを持ってるんだろうか。
好きな監督であっても当たり外れはあるもので、今回はどうだろうと思っていた
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フレッシュ・デリ(2003年製作の映画)

3.9

街のお肉屋さんで働くスヴェンとビャンは横柄な店主のもとを離れ、自分達の店を開くことに。
しかし、ひょんな事故からパニくったスヴェンが人肉を売ってしまったところ、なんとその味が人気となって行列の出来る店
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イキングット(2000年製作の映画)

3.6

流氷が流れ着くアイスランド北部の小さな村にイヌイットの男の子“イキングット”が現れる。
見た目も話す言葉も異なる存在を恐れた村の大人達はきっと悪魔に違いないと追い出そうとするが、牧師の息子ボアスだけは
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明るい瞳(2005年製作の映画)

3.7

言動が風変わりなファニー。
兄夫婦と共に暮らしているが、それは各々が牽制しあうような馴染まない生活。
ある事が原因で喧嘩になり、ファニーは家を飛び出していく。

ピンク色な優しい雰囲気のジャケット。
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ラ・ジュテ(1962年製作の映画)

4.5

ずっとずーーーっと観てみたいと思っていた作品。
というのも愛するテリー・ギリアム監督の『12モンキーズ』はこの作品にインスパイアされて作られた映画だそうなので。
あぁでも・・・その情報って有名だけれど
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プリンス&プリンセス(1999年製作の映画)

4.3

フランス映画フェスのはずが、途中からミッシェル・オスロ監督フェスになった。
魅力的なんだもの。

観る順番が逆になってしまったのだけれど、『夜のとばりの物語』の設定はこの作品が始まりだったのですね。
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アズールとアスマール(2006年製作の映画)

4.3

フランス映画フェス開催中。
と言うより、ちょっとミッシェル・オスロ監督フェスになってるけど。笑
すっかり虜ですよ。

白い肌に青い目をもつ青年アズール、褐色の肌に黒い目をもつアスマール。
二人はアスマ
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夜のとばりの物語 醒めない夢(2012年製作の映画)

4.5

フランス映画フェス開催中。
先にレビューした『夜のとばりの物語』のパートⅡにあたるのがコチラ!

Vous êtes prêts?(準備はいい?)
Oui!!(いいよ!!)

もう『夜のとばりの物語』
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夜のとばりの物語(2011年製作の映画)

4.5

フランス映画フェス開催中。
今回はミッシェル・オスロ監督のアニメーション。

影絵で構成された世界の美しさにすぐに心奪われた。
なんて素敵♡♡♡
非常に繊細に描かれた色彩鮮やかな背景は、人物の影絵(黒
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アヴリルの恋(2006年製作の映画)

4.3

フランス映画フェスひっそり再開中♪
赤ん坊の頃に置き去りにされ、田舎の修道院だけで21年間育ったアヴリル。
正式な修道女となるための篭りの儀式を前にして、先輩修道女ベルデナットから実は捨てられていた時
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輝ける女たち(2006年製作の映画)

4.0

ニースの街かどにあるキャバレー“青いオウム”。
オーナーのガブリエルが帰らぬ人となる。
ガブリエルの息子同然であった“あの人は今”な元有名マジシャンのニッキー、ニッキーの別れた女達、それぞれの腹違いで
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わが青春のマリアンヌ(1955年製作の映画)

3.9

動物たちが住む深い森、霧煙る湖の傍に古城が建っている。
少年、青年達が暮らす寄宿学校である。
そこへやってきた転入生ヴィンセントと対岸にある“幽霊屋敷”に住む美しきマリアンヌの恋。

白黒ではあるけれ
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イン・ザ・スープ(1992年製作の映画)

4.5

いったい何年ぶりでしょうか、前に観たのVHSだった気がするし。
久しぶりに観ることができました。
ありがとうTSUTAYAディスカス(回し者ではございません)

ブシェミの可愛さが爆発しております。
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ブリジット・ジョーンズの日記(2001年製作の映画)

4.0

今年最後のレビューにはこれを選びました。
と言うのもですね、わたしブリジットと同い年になったのです。
そしてブシェミ夫人とか言っちゃってる独身者。
初めて観たのは18歳とか19歳くらい?
ひとつも共感
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3人のゴースト(1988年製作の映画)

4.2

TLがみなさんの色んな思い入れのあるクリスマス映画で溢れていて微笑ましかった。
それで、私のクリスマス映画と言えばこれなんですよね。
なんかどうなんだろう、可愛げゼロ(。・ω・。)
子供の頃、この子お
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アデル、ブルーは熱い色(2013年製作の映画)

4.4

フランス語が耳に心地良いよ、フランス映画フェス開催中。

ずーーと気になってたこの作品。
熱いよ。ほんとにブルーは熱かった。
フランス映画って基本ゆるい空気なものが多いけれど、この作品はエネルギーが凄
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セリーヌとジュリーは舟でゆく(1974年製作の映画)

4.4

ひっそりのほほんとフランス映画フェス開催中。

何だこれーーー♡♡♡
熱に浮かされているような不思議な世界。
まったくもってナンセンスなんだけど、それが楽しい。
パリの公園でジュリーが魔術についての本
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パリ空港の人々(1993年製作の映画)

4.5

ひっそりこっそりフランス映画フェス開催中。

あーーー良い映画だった。
出発地のカナダでパスポートを盗まれてしまった為にフランスに入国出来ず、シャルル・ド・ゴール国際空港に足止めをくらう中年男性の物語
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薬指の標本(2004年製作の映画)

4.6

『博士の愛した数式』が有名でしょうか。
日本の作家・小川洋子さんの同名小説が原作。
私は小川洋子さんの小説が好きでよく読んでいたので、更にそれが大好きなフランス映画になっているなんて最高だなと。
だけ
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バルスーズ(1973年製作の映画)

3.8

世間のSW旋風お構いなしにフランス映画を楽しんでおります。

40年以上前の作品だけれど古臭さがなく、こういうどうしようもない青年コンビの荒唐無稽なロードムービーというのはいつの時代も不変であるのだな
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ペダル・ドゥース(1995年製作の映画)

3.9

みなさんスターウォーズで盛り上がっている中、全然関係ない映画を。
これだって宇宙の片隅の一部だ。←

ビジネスマンのアドリアン、実はゲイである。
大きな取引を控えた顧客のアレクサンドルから奥さん同伴で
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ビヨンド the シー 〜夢見るように歌えば〜(2004年製作の映画)

3.9

『映画が観たい』じゃなくて『映画を観なくちゃ』って焦るような気持ちになってしまう時がある。
人生で観られる映画は限られているから、どんどん観ていないものを観なくちゃって。
そういう時はあえて新しいもの
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Ricky リッキー(2009年製作の映画)

3.4

フランソワ・オゾンの作品は画的・物質的な美しさというより、作品中に漂う繊細な空気感が美しいと感じる。
私のイメージとしては、冬の早朝の澄んだ空気。
深呼吸して肺へ空気が流れ込むと体が冷たく満たされて、
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ロリータ(1997年製作の映画)

3.5

1962年のキューブリック版が有名で、こちらの1997年エイドリアン・ライン版はすっかり影を潜めていますが、私はこっちの方が好き♡
作品としての評価で言ったらキューブリック版なのは分かるけれど、単純に
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エイプリルの七面鳥(2003年製作の映画)

4.5

Thanksgiving Day、神の恵みに感謝して家族でご馳走をいただく感謝祭。
実家を飛び出してNYでボーイフレンドと暮らしていたエイプリルは、関係が上手くいっていない母親の余命が短いことを知り、
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歓楽通り(2002年製作の映画)

4.1

パリの娼館『オリエンタル・パレス』で、一人の娼婦が男児を出産する。
彼はプチ・ルイと名付けられ、娼館にいる大勢の娼婦達みんなが彼のママであり、家族であった。
娼館の中だけで成長した彼の夢は、いつか運命
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