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カマリスさんの映画レビュー・感想・評価

カマリス

カマリス

シュレック フォーエバー(2010年製作の映画)

4.1

 少し物足りなかった3作目と比べて、本作は普通に面白かった。


 育児疲れから「シュレック」としての実存の問題に葛藤する。
もちろん、幸せな人生を掴んだ中で一瞬脳裏によぎった気の迷い程度なのだろう。
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シュレック3(2007年製作の映画)

3.7

こーれはどうだろう?

音楽がめちゃくちゃ良いしストーリー的にも面白いことは確かなのだが、なんか展開が1作目や2作目とあまり変わらず目新しさを全く感じなかった。

キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド(2024年製作の映画)

4.2

 近頃、コケる作品が多いMARVELシリーズ作品の中で考えるなら、本作はある程度成功していると思う。面白かった。
少なくとも退屈に感じる所はなかった。

↓ネタバレ















 こ
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226(1989年製作の映画)

4.0

YouTube公式チャンネルで期間限定配信されていたため視聴。

 高校で日本史をとってなかった人が、この映画を前情報無しに見るとさっぱり分からなくなると思う。
とにかく説明がない。
『日本のいちばん
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シュレック2(2004年製作の映画)

4.1

一作目ほどのインパクトはないが(というか一作目のインパクトが強すぎた)やっぱり面白かった。

 CGは明らかに綺麗になっているし、曲も全部いい。
 とくにハネームーンの『Accidentally In
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魔女の宅急便(1989年製作の映画)

4.1

宮崎監督作品を見直そう⑤

 魔女の通過儀礼として一人で違う街に住むことになった13歳の少女の成長物語。
 10年位前にロードショーで観たのを最後に、なんとなく魅力的に感じず観ていなかったが、いざ観た
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ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ(2023年製作の映画)

4.1

 冒頭の昔のユニバーサルのロゴが出た所から分かる「これはいい映画かもしれない」感。
 確か『バック・トゥ・ザ・フューチャー』や個人的にすごく好きな『jesus christ superstar(197
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機動戦士Gundam GQuuuuuuX -Beginning-(2025年製作の映画)

4.0

前パートが特にすごい!
てかこんな事したら面白いに決まってるじゃないか!
コロナ禍でファーストガンダム観てて良かった。
すごい楽しめた。
ララァやアムロが不在なのは何か関係しているのかな。

後半のパ
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オズの魔法使(1939年製作の映画)

4.3

 恥ずかしながら、名作なのにストーリーを良く知らなかった。
小さい頃にミュージカルの『ウィキッド』は観に行ったことがあったのでそっちの話だけ知っているという奇妙な状態だったので、観て良かった。

 8
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トータル・バラライカ・ショー(1994年製作の映画)

4.0

1993年ヘルシンキにて行われたレニングラード・カウボーイズと赤軍合唱団のコンサート。

ソ連と民族音楽とアメリカの名曲が歌われる。
『天国への扉』や日常で良く聞いたことのある曲が多く、またライブ映像
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アプレンティス:ドナルド・トランプの創り方(2024年製作の映画)

4.6

良くも悪くも、新自由主義の怪物としての彼がよく分かる。
この映画を観たら、トランプが好きな人はより好きに、
嫌いな人はより嫌いになると思う。

というのも、ぶっちゃけ感情移入できる所もあり、非常に中立
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マッチ工場の少女(1990年製作の映画)

3.8

 アキ・カウリスマキ監督、『パラダイスの夕暮れ』『真夜中の虹』に続く労働者3部作の3作目。

 正直、ストーリーは普通。アマプラの説明文に「復讐劇」と書いてあったので想像通り以上のことは起こらなか
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真夜中の虹(1988年製作の映画)

4.4

 アキ・カウリスマキ監督、『パラダイスの夕暮れ』に続く労働者3部作の2作目。
 アキ・カウリスマキ監督作品を最初に観るなら、今のところこれがオススメ。


 原題は『Ariel(アリエル)』
 今回は
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容疑者、ホアキン・フェニックス(2010年製作の映画)

3.8

 どのシーンもどこかカメラ目線でわざとらしいシーンが多かったので、モキュメンタリー映画としては完成に失敗している。

 ただ外しギャグから生まれる地獄のような空気感を味わうコメディとしてはそこそこ面白
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となりのトトロ(1988年製作の映画)

3.9

宮崎監督作品を見返そう④

 これを観て子どもたちにもっと自然に触れて欲しいという監督の思いとは裏腹に、これを観て子どもたちが『となりのトトロ』を何度も観るようになり外に出なくなったという噂があるらし
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天空の城ラピュタ(1986年製作の映画)

4.3

宮崎監督作品を見返そう③

 今後どれだけシリーズが作られたとしても「全盛期の自分へのリベンジ」というストーリー的に「ルパン三世」シリーズの終盤となる『カリオストロの城』、原作を先に読んでしまった為少
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憐れみの3章(2024年製作の映画)

3.8

まず最初に、
原題は『Kinds of Kindness』で邦題の『憐れみの三章』とは別の意味(Kindness ≒ 親しみ、優しさ)のように感じる。
 たまにある何の理由なのか分からないが原題を違う
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セーラー服と機関銃(1981年製作の映画)

3.7

 YouTubeの公式チャンネルで期間限定公開されていた為視聴。

 はじめて観たとき、『時をかける少女(原田知世版)』のすぐ後に続けて観たのでよくこの2つを比べる事がある。


 どちらも80年代の
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マーベル・スタジオ スペシャル・プレゼンテーション:ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー ホリデー・スペシャル(2022年製作の映画)

4.3

クリスマスオススメ作品①

油断してたら目茶苦茶面白かった。

音楽もストーリーもすごいいい。
家族や友人と集まって楽しく観れる映画(ドラマ?)として完璧。もちろん一人でも楽しめる。

感覚としては、
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ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

3.6

 正直、山崎監督をあまり信用していない。
 ドラえもんは感動できる話を繋げ「存分に泣いて下さい」みたいな感じで提示した結果、キャラ崩壊や『ドラえもん』が根本に持っているあまり良くない点が目立つ結果にな
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シン・ゴジラ(2016年製作の映画)

4.5

 リアルなのか何なのか分からない。監督が初代ゴジラが好きなのが分かるような特撮っぽさもあり、かつ肉感のリアルさもある。とにかく本作のゴジラが本能的に嫌悪感を抱くデザインだった。
 とくに第一形態から第
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世界残酷物語(1962年製作の映画)

3.6

モンド映画の元祖?

衝撃的で残酷なものほど心を動かされ易い。
だからこそ皆でこれを観てリテラシーを上げよう!

てか、この映画の内容について自分もどこまでが事実なのかどうか分かんねぇ

ルックバック(2024年製作の映画)

4.1

背景はひたすらにリアルで美しい。
そして登場人物は背景と比べるとどこか少し緩く、でもだからこそ登場人物の表情が豊かで心情がよく伝わる。
これは2人で書いた漫画そのもののよう。


 熱量が伝わる作画は
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新Mr.Boo!アヒルの警備保障(1981年製作の映画)

3.8

昔父と見たことがあり
アマプラにあったので久しぶりに視聴

当時の社会問題を扱ったコメディ作品で普通に面白かったのだが、アマプラに字幕版しかなく所々「ここもっと面白いセリフだったような?」と思った所が
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風の谷のナウシカ(1984年製作の映画)

4.0

宮崎監督作品を見返そう②

〇〇ロードショーという感じで何度も地上波で放送されてきたが、真面目に集中して観たのは今回がはじめて。


原作漫画(どちらを原作とするかは微妙な所だが)を先に読んだのが良く
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選挙(2006年製作の映画)

4.1

自民党公認である「政治素人」の男が市議会議員補欠選挙に出馬する話。

 作中で言われた「政治は体育会系」という旨発言があったが、これに全てが表れている。

 目上の人には歯向かってはいけないことや、党
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ルパン三世 カリオストロの城(1979年製作の映画)

4.3

宮崎監督作品を見返そう①

もう何年も宮崎監督の作品をしっかりと観ていないと思い見返そうかなと思った。
やはり最初はこれかなと。


 さすがに終始わくわくするくらい観ていて面白かった。
 シンプルに
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十一人の賊軍(2024年製作の映画)

3.5

 あまり時代劇を観ないので、これがど真ん中の時代劇なのかそうでないのかは分からない。

 敵も味方も何らかの裏があり、それがリアルな戦争だというメッセージ性はどこか北野監督の『首』っぽさもある。
 時
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インセプション(2010年製作の映画)

4.3

改めて視聴してみると非常に楽しめたが色々と思うことがあった

 「こんなに長かったけ?」と思うほど前半の説明パートが長い、これでも当初の半分ほどに削ったらしい。
 ただ、それでもサイトウの夢の中のシー
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インデペンデンス・デイ(1996年製作の映画)

3.7

良くも悪くも昔ながらのちょっと大味アメリカSF映画

あんなに巨大な宇宙船が落ちたらもっと大変なことになるんじゃないかとか、拳だけで宇宙人を黙らせるウイルスミスなど、ツッコミどころ満載だがそれが逆にそ
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ファイナル・デスティネーション(2000年製作の映画)

4.0

「Anotherなら死んでた」という言葉もあるが、この手の「運命や呪いに立ち向かうが...」系は死因のピタゴラスイッチぽさや伏線をあえて裏切るのが面白い

むかしこれの続編を観たことがあるが、ほぼ同じ
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ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ(2024年製作の映画)

4.6

心配してたが、しっかり面白かった。
まぁ頭がおかしい映画なのは確か。
観てから数日経って余韻がじわじわきている。

歌がすごくいい。
レディ・ガガのハーレークイーン起用も頷ける。

一作目のジョーカー
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ジョーカー(2019年製作の映画)

4.5

続編を観るために改めて視聴。

 良くも悪くも、ある意味少し危険な考えでさえも観た人に植付け考えさせる。
実際はどうかは置いておいて、良い映画は少なくとも観た人の一部には共感を植え付ける。そのような意
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シビル・ウォー アメリカ最後の日(2024年製作の映画)

4.7

A24が戦争を扱うとこうなるのか。

 国内で分断が起こって戦争になったり、そんな戦時中でも日和見主義的に気にせず生活している人たちがいたり、全く前代未聞の話には感じなかった。
 とくに、中盤のアジア
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パラダイスの夕暮れ(1986年製作の映画)

3.7

アキ・カウリスマキ監督、労働三部作の1つ。


労働三部作というくらいなので、いわゆる労働者を主人公とした物語。

終始曇り空でジメジメした感じがこちらにも伝わってくる。
何かクセになる映画だった。
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シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ(2016年製作の映画)

4.0

『キャプテンアメリカ』シリーズは現実の問題と密接に関わった問題提起をしてくるとこが多い。


今回は『正義は管理されるべきか』と言ったところだろうか。

ただ、今回は最後まで答えが出たようには見えない
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