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ららさんの映画レビュー・感想・評価

らら

らら

映画(59)
ドラマ(1)
アニメ(0)

欲望の翼(1990年製作の映画)

3.5

王家衛作品の気だるげな感じが良い
レスリーチャンのあふれる色気と母性をくすぐる感じ、魅惑的すぎる
女性たちもどちらも猫っぽさあって追いたくなっちゃう

赤線地帯(1956年製作の映画)

4.2

名作だった。
今も昔も水商売はなくならないし、水商売をする女性たちに対する風当たりは強い。そして、女性たちが水商売をするに至った経緯に潜む真の問題には目を向けられないから、女性たちばかり批判されて水商
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狂った果実(1956年製作の映画)

4.0

ヒロインのエリが見た目や振る舞いの清楚さからは全く想像できないほどのビッチでびっくり。これぞファムファタールか。

月曜日のユカ(1964年製作の映画)

4.0

加賀まりこのキュートさを堪能しようと思って観始めたが、ストーリー自体もとても面白かった。
あまり深く考えていないけれど独自の価値観があって男を振り回す素質のあるユカに、岡崎京子のpinkの主人公と似た
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キル・ビル Vol.1(2003年製作の映画)

3.8

来るぞ来るぞ感のある布袋のBGMがめっちゃ良い
ところどころそんなことあるかいっていうアクションがあって笑ってしまう
かっこよくてイカつい女たち、見応えあります

東京物語(1953年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

・切なかったり温かかったりする人間関係を丁寧に描いた良い作品だった
・子供達がそれぞれの生活に忙しくなり親がおざなりにされる様子と親子それぞれの心情がリアルで切なかった
・お父さんがひとりになってしま
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いますぐ抱きしめたい(1988年製作の映画)

3.5

和訳なしで見たので内容はよくわからなかったが、王家衛の映像美は処女作から顕著だった
80年代香港の街並みと登場人物たちのシンプルだけどイケてるファッションとアンニュイな表情が、王家衛らしい色調と光の当
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クレイジー・リッチ!(2018年製作の映画)

3.8

主人公カップルが真っ直ぐな人たちで魅力的だった
豪遊シーンは本当にありそうだなと思った

20センチュリー・ウーマン(2016年製作の映画)

4.0

移動中に途切れ途切れで見たが、ストーリーの軸がひと夏という短い期間の濃い人間関係にあるので、一気に集中して観た方が作品にのめり込めると思う。

この物語では、戦後に経済成長が進み人々の価値観も急速に移
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お熱いのがお好き(1959年製作の映画)

3.8

マリリンモンローがとにかく可愛くてセクシー。この映画のマリリンモンローは、他の出演作のときよりも肉体も雰囲気も特に柔らかそうに見える。
映画のストーリーや女性の映され方が男性目線であるが故に何となく反
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リリイ・シュシュのすべて(2001年製作の映画)

3.8

観ていて心が痛くなるシーンが多かった。
閉塞的な環境にいる思春期の子供達が、鬱屈とした感情を他者への攻撃や侮辱で折り合いをつけようとする危うさが感じられた。
リリイ・シュシュの音楽と田園風景と思春期の
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リバー、流れないでよ(2023年製作の映画)

4.0

同じ2分間の繰り返しという設定からは想像できない、笑いあり涙ありの起伏があるストーリーで飽きずに楽しめた。
非常事態に人々が団結していく様子や状況に適応していく様子も見ていて面白かった。

古都(1963年製作の映画)

3.2

中川地区のリサーチのために鑑賞
京都の街並みや風景がよかった
ストーリーはあまり印象に残らない

帰ってきたヒトラー(2015年製作の映画)

3.5

ヒトラーの言葉は正しいことを言っているように聞こえるから恐ろしい。
メディアや社会の影響を全く受けないのは難しいことだが、歴史を学んでできる限り自分の頭で考えて物事を判断しなければいけないと思った。
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レイニーデイ・イン・ニューヨーク(2019年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

・気になった点
主人公のキャラクターがいけ好かなかった。
また、ラストの展開に無理があるように思えた。

・良かった点
使われている音楽がどれも好きだった。Everything happens to
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Swallow/スワロウ(2019年製作の映画)

3.5

美しい主人公が静かに壊れていき、自分を認めて立ち直っていく姿が印象的な映画

茶の味(2003年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

シュールでどこか懐かしい感じがして面白かった
山よのシーンとハジメが恋するシーンが好き

女性上位時代(1968年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

ファッションと音楽がオシャレで良い
女性が馬乗りになるところで痴人の愛を思い出した
主人公の雰囲気もナオミっぽい

ヴァージン・スーサイズ(1999年製作の映画)

3.5

作品全体に気だるげでどこかメルヘンな雰囲気があり、これがソフィア・コッポラの作家性なのかもしれないと思った。

沈没家族(2017年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

1995年東中野にて、シングルマザーの加納穂子は息子である土を一緒に育てる共同保育者を貼り紙で募集する。
やがて独身男性や母親たちなど多くの大人が集まり、共同保育が始まる。彼らは交代で土の世話をする日
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気狂いピエロ(1965年製作の映画)

3.5

フランス語がわかったら、もっと映画の雰囲気を理解できたかもしれない
画に入る独特な色の組み合わせとアンニュイなペースが合わさり、映像全体が狂気的な雰囲気を纏っているように感じた。

あとマリアンヌの衣
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響 -HIBIKI-(2018年製作の映画)

3.5

暴力的な面もある響だが、接する相手と真摯に向き合い相手を素直にさせるところが良い

バービー(2023年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

数ヶ月前に飛行機で鑑賞

バービーの世界観は、男性優位な現実世界へのカウンターとしての意味も持っていることに気づいた。

映画序盤で描かれるケンは、女子校で女の子にモテるボーイッシュな女の子のようなも
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悪は存在しない(2023年製作の映画)

3.5

無闇な都市開発に疑問を持たず地方のリゾート地で娯楽を享受する大都市育ちの人々に見てほしい場面が、映画前半に詰まっていた
ラストが掴みきれなかった

パワーズ・オブ・テン(1968年製作の映画)

5.0

以前大学の授業で見たことを思い出した。
スケールを用いて自身の内側と外側に広がる世界を繋げて見る

正欲(2023年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

・現代を生きる人間は観ておくべき映画だと思った。
多様性って、普通って、一体何なんですかね?

・本来「普通」とはこの世界に生きる存在の集合の中には見出せないものであり、各々の感覚や感情として「普通」
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グラン・トリノ(2008年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

・登場人物たちの交流が玄関ポーチや前庭から始まるシーンが多く、アメリカの街並みや住宅形式がストーリー展開に大きく影響している点が印象的であった。

・ウォルトがタオに男の会話を教えるというシーンから、
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風と共に去りぬ(1939年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

・時代に翻弄される人々を描いたヒューマンドラマが好きな自分にとって、ドンピシャのストーリーであった。この映画は4時間弱あるが、混沌の時代と共にあっという間に過ぎ去った。

・この映画を通して、南北戦争
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ハーヴェイ・ミルク(1984年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

ゲイを公言して初めて市会議員となったハーヴェイミルクのドキュメンタリー

少数派の人々にとってミルクは、今も希望の星であり続ける存在だと思った。

ホワイトの裁判のシーンで、明らかに不公平な判決が罷り
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アアルト(2020年製作の映画)

3.5

建築家が建築家としてではなく人間としても関わっていた相手との物語。アイノと創り出した世界も、エリッサが支えて守った世界も、アアルトの作品に表れていることがよく分かる。

パリ、テキサス(1984年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

一度壊れた関係は元に戻らないよね…と切ない気持ちになった。
ジェーンとトラヴィスの物語として捉えると、2人の関係の表現(8ミリ映画のシーン、ジェーンの後ろ姿だけが見えるシーン、鏡越しに話をするシーン、
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ナイト・オン・ザ・プラネット(1991年製作の映画)

4.0

タクシーの運転席から、シークエンス景観として夜の各都市を見ることにまずワクワクした。ロストイントランスレーションで、東京都心部を外国人観光客の視点でシークエンス景観として見る擬似体験ができたことを思い>>続きを読む

風立ちぬ(2013年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

内容を忘れていたので、改めて鑑賞。
大人向けの作品だった。建築をする人間の側にいると、尚グッとくるものがある。

菜穂子が危篤かもしれないという段階になったときもギリギリまで設計を続け、夢を追い続ける
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