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喪黒福造さんの映画レビュー・感想・評価

喪黒福造

喪黒福造

映画(86)
ドラマ(1)
アニメ(0)

愛がなんだ(2018年製作の映画)

3.8

頼まれてもいない家事をして、棚の中を整理して、尽くすことに必死だけど、相手はむしろそれを気味悪がって、突き放されて、それでも好きなことには変わりなくて、こんな恋愛辛すぎる。

街の上で(2019年製作の映画)

4.2

邦画はこういうのでいいんだよ。観てると無性に酒が飲みたくなる。

シックス・センス(1999年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

いわゆる大どんでん返しの場面もいいけど、ラストの少年と母親が車中で話し合う場面、秘密を打ち明けて親子三世代の仲が繋がる瞬間がこの映画の最も泣けるところ。
この映画が生者と幽霊が見える少年の話かと思いき
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関心領域(2023年製作の映画)

3.5

この映画を観て退屈だと思うような人は鑑賞には向いてない。反対に、最後まで異常性に気づいて、想像できるような人には刺さる。

運び屋(2018年製作の映画)

4.0

運び屋が彼にとって家族の信頼を取り戻す唯一の手段であり、希望であった。人生最大の過ちは、十分に家族と向き合えなかったこと。運び屋では、これまで無駄にしてきた時間を買うことだけは叶わなかったのである。

スプリット(2017年製作の映画)

3.4

本作はソシオパスの多重人格者に誘拐、監禁された少女3人が逃走を図るスリラー映画ではあるが、人格が変わることで肉体までもが変容するという、スーパー超人を描いたコミック映画でもある。
3人を誘拐したのは目
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ヴィジット(2015年製作の映画)

3.6

2人が精神的におかしい気狂いでクソ怖いのはいいんだけど、それほど絶望的になれないというか、特にラストが弱く感じる。

陪審員2番(2024年製作の映画)

4.6

自分が起こした事故だと確信している裁判に陪審員として立ち会うことがどれほど苦しいことか。容疑者を有罪に仕立てることに良心が痛み、それでも自分が真犯人であることを打ち明けられず。事実だけが正義とは限らな>>続きを読む

哭悲/The Sadness(2021年製作の映画)

3.3

酷く残虐で欲望にまみれたカルト的映画。
集団リンチ、強姦、カニバリズム、赤ちゃん...考え得るエグいことを全てやってる、、、。

レック2(2009年製作の映画)

4.4

POVだからこそのリアルと没入感を楽しめる最高の映画。続編でも期待を裏切らない面白さと怖さがあって良かった。

ブレア・ウィッチ・プロジェクト(1999年製作の映画)

3.0

POVの先駆け的な映画らしい。
当時は革新的なものだったのかもしれないけど、今見たら単調すぎて面白くない。

レック(2007年製作の映画)

4.5

ホラー全振り、ちょいグロゾンビ映画。
螺旋階段のアパート、意外と広いけど感染者が増すにつれてとんでもねぇ部屋に追い込まれる絶望感が半端じゃない。
ゾンビ映画ってアクションに振り切った映画とか、B級のク
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ソウ ザ・ファイナル 3D(2010年製作の映画)

3.7

ジルに復讐を試みるホフマンVS警察。
ジグソウのゲーム生存者だとホラを吹く男がメインのゲームに参加させられる。捕らえられた人を助ける、これまでとお馴染みの流れでゲームはちょいマンネリ。
懐かしい人が登
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ソウ6(2009年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

6は1を除いて過去作と比べてもダントツで面白い気がする。
本作では3と4同様、1人のゲーム参加者を主軸にミッションが進行されていく。中でも、お気に入りは回転木馬のゲーム。誰が生き残るか、その権限を持つ
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ソウ5(2008年製作の映画)

3.8

本作ではジグソウの後継者とされるホフマンの真相が明かされるが、過去に遡ったり伏線回収も多く、シリーズ通して見ていないと分かりにくいかもしれない。ストーリー理解しているとだいぶ楽しめる。
ゲームも5人協
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ソウ4(2007年製作の映画)

3.7

サスペンス要素強め。ソウシリーズらしく、予想のつかない展開と緻密に練られたストーリー展開が面白い。
登場人物が多かったり、過去に遡っての伏線回収だったりでストーリーが複雑化。
本作では3との時系列、ジ
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ソウ3(2006年製作の映画)

3.8

ジグソウの人殺しを嫌悪してるっていう発言はあまりにも実態とかけ離れている...。確かにアマンダが主催のゲームは確実に被験者を仕留めにいってたけど、ジグソウのゲームも生きる選択肢なんてあってないようなも>>続きを読む

ソウ2(2005年製作の映画)

4.0

ゲームの主催者側に焦点が当てられているから、他のデスゲーム系映画とはひと味違う。
それに伏線回収とラストが秀逸。

ソウ(2004年製作の映画)

4.3

スリラー映画の金字塔、記念すべきシリーズ第1作目ということで初鑑賞。
あまりにも有名で、どぎついグロ要素があるのかと思って避けてきたが、意外と見やすい。
公開当初は衝撃的映画だったのかもしれないが、こ
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エイリアン:ロムルス(2024年製作の映画)

4.5

IMAXで観賞。結果、最高の映画体験になった。
エイリアンシリーズをちゃんと観たことがないので、これまでの作品との繋がりとか前提知識も対してなかったけど、それでも存分に楽しめる内容だった。
宇宙ステー
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哭声 コクソン(2016年製作の映画)

4.7

見る人によって解釈が大きく変わるため、誰を信じるか、信仰を試されている映画だと思う。
ただ、祈祷師、國村隼、白い服の女、誰を悪にしても全て矛盾が生じ、正解を導き出せないのがこの映画の面白いところ。
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女神の継承(2021年製作の映画)

4.5

次第にミンの行動が過激になって、着実に恐怖が差し迫ってくる感じ、モキュメンタリーも相まってローカル特有の陰鬱なリアルさがたまらん。
土着文化とかその家系に伝わる呪いとかの解像度高すぎるし、所々不吉な予
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PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

4.6

小さな喜びも深い悲しみも全て、これが人生だと一日一日を噛み締めながら生きることの美しさ、尊さをこの映画は教えてくれる。

リアルを演出する少ないセリフと飾らないストーリー、あとは美しい情景と音楽さえあ
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マッドマックス:フュリオサ(2024年製作の映画)

4.5

ディメンタスの小物感が節々に伝わってきたし、あの図体でクマの人形大事にしてるのが不釣り合いで笑える。ウォーボーイズのビジュアルと習性もやはりどこかシュールで面白い。
前作程の馬鹿さ加減、世紀末加減はバ
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みなに幸あれ(2023年製作の映画)

3.9

こんな帰省先嫌だ、の究極系。
シリアスで不気味な雰囲気は上手く作られていると思うが、なぜこれほどまでに奇妙な慣習が行われるようになったのか、その全容が明かされることはなく、全てこちらの考察に委ねられて
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怪物(2023年製作の映画)

4.4

誰しもが食い違う主張や思い込みによって他人を傷つけたり、傷つけられる経験があっただろう。怪物とはこうしたすれ違いによって仕立て上げられる存在である。
だからこそ、しっかり向き合うことが出来れば、理解し
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アングスト/不安(1983年製作の映画)

3.7

不安定な人間関係の下育ち、幼少期から人を痛め付けることで快感を得ることに気づいた主人公。決して抑えることの出来ない殺人衝動は、出所後すぐに猟奇的事件を引き起こし、その犯行の一部始終が明らかにされる。実>>続きを読む

TALK TO ME/トーク・トゥ・ミー(2022年製作の映画)

4.0

儀式が始まるや否やさっさと霊が憑依してくれるからホラー映画特有のもどかしさがなくて良い。オチも非常に綺麗。

イノセンツ(2021年製作の映画)

2.9

子供による能力自慢対決。
スリラーとしては弱いし、面白くなかった。

mid90s ミッドナインティーズ(2018年製作の映画)

4.0

当時を象徴する音楽やファッション、スケボーなどのカルチャーと、人との繋がりや遊びを通して、楽しくて心苦しくもある青春を鮮明に映し出している。16mmフィルムだからこそ、90年代の様子を違和感なく楽しめ>>続きを読む