Location via proxy:   [ UP ]  
[Report a bug]   [Manage cookies]                
Findy Tools
開発ツールのレビューサイト

BtoBセールスの働き方を変革するプロダクト「SalesNow」のデータアーキテクチャ

Xのツイートボタン
このエントリーをはてなブックマークに追加
Xのツイートボタン
このエントリーをはてなブックマークに追加

BtoBセールスの働き方を変革するプロダクト「SalesNow」のデータアーキテクチャ

最終更新日 投稿日
salesnow (1).png

アーキテクチャの工夫ポイント

SalesNowは「誰もが活躍できる仕組みをつくる。」をミッションに掲げ、セールスチームの武器となるデータベース「SalesNow」を開発している企業です。本記事ではこの「SalesNow」のデータ基盤について解説します。

SalesNowでは、スケラーラブルかつ、半構造化・非構造化データの加工をシンプルに行えることからDatabricksを中心に据えたデータ基盤となっています。
背景としては、SalesNowでは"企業に関する様々な情報"を扱っていることから、サービスの成長に伴いデータ量・種類が増えることが予測されたので、スケーラブルなデータ基盤をつくることが一番の目的でした。
また、扱うデータの中には、法的・技術的に認められる範囲でWebクローリングし取得したデータ、つまりHTMLなど半構造化・非構造化データが含まれています。このような半構造化・非構造化データを加工し、価値のある構造化データとして扱うためには、Databricks社が提唱している "メダリオンアーキテクチャ"がマッチしていました。 "メダリオンアーキテクチャ"を最もシンプルに実現できるのがDatabricksだったため、Databricksをメインに据えたデータ基盤となっています。

現在の課題と今後の改善予定

Databricksの真価を引き出すために、以下のような改善を実施していきます。

  • コンピュートコスト削減、開発効率向上のための、各コンピュートのサーバレス化
  • コンピュートコスト削減を目的とした、Liquid Clustering導入
  • データ関連の意思決定をより加速させるための、Unity Catalog(データカタログ)の整備/拡充
  • ガバナンス強化を目的とした、Unity Catalog(アクセスコントロール)の適正化

加えて、蓄積しているデータ自体の価値を高めるために、AI/MLも不可欠と考えているので、それら機能も活用していく予定です。

◆執筆:星野 玲央奈  @reonah6

【サービス公式サイト】
https://top.salesnow.jp/

アーキテクチャを構成するツール

Databricks

データ基盤

Databricks

Amazon EC2

インフラ

Amazon EC2

Amazon S3

サーバレス

Amazon S3

会社情報

株式会社SalesNow

株式会社SalesNow

セールスチームの武器となるデータベース「SalesNow」を運営。国内最大級の企業データベースで、セールスにデータを与え「雑務からの解放」と「成果の向上」を実現します。