ミステリーなチャペルが、
小さな村「アロウヴィル・ベルフォース Allouville-Bellefosse」にあります。
私は、幾度となく来ており、お気に入りのチャペルです。
長さ1.15メートル、幅1.17メートル、高さ2.28メートル。
19世紀初頭に改装されたチャペル内は、寄木細工の床が敷かれ、
奥には2本の燭台と木製の祭壇があり、
壁には聖マリア、聖ヨセフ、聖フランシス・レジスの像が壁紙で貼られています。
Le Chêne d’Allouville-Bellefosse
古い大きなオークの木のチャペルは、樹齢1,200年。
フランス最古のオークと考えられています。
その歴史は、シャルルマーニュの時代にまで遡り、
樹齢を重ねるにつれて空洞ができたそうで、
そこに、2つの礼拝堂が作られました。
1932年に歴史的建造物に指定されています。
私が、15年以上前に訪れたときは、このオークの木は元気で、
ロープの補強もなく、パワーあふれるチャペルでしたが、
現在では、補強なしでは、倒れてしまうおそれがあるほど、
古いチャペルになっています。
昔のチャペル
17世紀後半、当時アロウヴィルの教区司祭であった
ジャック・ドゥラランド・デュ・デトロワ大修道院長は、
上記の絵で見る事ができるように、
小さな鐘楼を板材を使って建てましたが、この尖塔は、
現在、存在しません。
このチャペルは、「ノートル=ダム=ド=ラ=ペ」に捧げられ、
扉には「1696年、アロウヴィルの教区司祭ラベ・デトロワ
M. l’abbé du Détroit 師によって建立された」と記されています。
オークの上階にあるチャペルは、
ジャック・ドゥラランド・デュ・デトロワ大修道院長が、
友人の庵主のために捧げたものだそうで、
現在は入ってみることはできませんが、そこには十字架があります。