13世紀に建てられたオリジナルな教会「サン・グレゴワール教会(L’église Saint-Grégoire)」は、
フランスの歴史的建造物に指定されており、
ノルマンディーのサン・グレゴワール・デュ・ヴィエーヴルにあります。
この教会の南側の壁には、白と黒の切石を交互に並べたチェス盤のような模様があり、
人物や動物を描いた巡礼者の落書きがあるのです。
また、16世紀に描かれたと思われる謎深い「レビュ rébus」もあります。
「レビュ rébus」とは、判じ物(はんじもの)の事、
この教会には、文字や絵画に隠された意味を当てる謎解きの壁画があるのです。
オリジナルな教会 サン・グレゴワール(L’église Saint-Grégoire)
聖シルヴィアの息子である教皇グレゴリウス大王の庇護のもとに建てられた教会で、
領地はサン・フィルベール・シュル・リスル男爵領を通じ、
アヴランシュ司教の支配下にありました。
また、洗礼盤が通常の左側ではなく右側にあります。
これは実際、右側に水の渦が通過しているためです。
そして、世の不公平をテーマにした「レビュ rébus」があります。
この碑文の解読は難しいのですが、
最もよく言われる解釈は、「キリスト教世界は堕落し、破たんしている」というものです。
« Le monde chrétien est corrompu et faucard ».
ノルマンディーでは、オリジナルな教会の一つです。