ダルビッシュがレンジャーズ地元紙に全面広告 古巣ファンへ感謝の思い綴る
全面広告を掲載し、レンジャーズのファンに惜別メッセージ「全てのことに感謝します!」
ドジャースにトレードされたダルビッシュ有投手が、地元紙「ダラス・モーニング・ニュース」に広告を掲載し、古巣レンジャーズのファンへ「すべてのことに感謝します」と惜別のメッセージを送った。
ダルビッシュは7月31日(日本時間8月1日)のトレード期限ギリギリにトレードが成立。マイナー3選手と引き換えに、ワールドシリーズ制覇を目指すドジャースに放出された。
レンジャーズには日本ハムからポスティングシステム(入札制度)で移籍し、2012年から5年半在籍。2015年はトミー・ジョン手術で全休となったが、通算122試合登板で52勝39敗、防御率3.42、960奪三振の成績を残した。2年目の2013年には、13勝9敗、防御率2.83、リーグトップの277奪三振の好成績を残し、サイ・ヤング賞投票で2位に入った。ダルビッシュが好投した際に客席から沸き起こる「ユーイング」は、本拠地グローブライフ・パーク・イン・アーリントンの名物の1つとなっていた。
「ダラス・モーニング・ニュース」(電子版)は、ダルビッシュが3日(日本時間4日)の紙面で全面広告を掲載したことを伝えた。以下がその全文の和訳。右腕は「THANK YOU RANGERS FANS.」の一文の後に感謝の思いを綴っている。
「2012年からの5年半、本当にありがとうございました。
日本からやってきた僕にとって、親切なファン、チームメイト、チームスタッフ、関係者の皆さんのサポートなしには、新しい環境に適応できませんでした。僕の最大の後悔は、レンジャースの一員として投げた最後の登板で10失点してしまったことです。
中には『ダルビッシュは三振を取ることしか興味がない』という声が聞こえることもありました。三振のことは頭の中にはありましたが、ファン、チームメイト、チームスタッフのことが常に僕の中では最優先事項でした。
全てのことに感謝します!
どうぞお元気で!
Yu Darvish」
5年半在籍したレンジャーズファンへの感謝の思いを胸に、ダルビッシュは新天地で頂点を目指すことになる。