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『刑余の叔父』
ふりがな文庫
『
刑余の叔父
(
けいよのおじ
)
』
一年三百六十五日、投網打の帰途に岩鼻の崖から川中へ転げ落ちて、したたか腰骨を痛めて三日寝た、その三日だけは、流石に、盃を手にしなかつたさうなと不審がられた程の大酒呑、酒の次には博奕が所好で、血醒い噂に其名の出ぬ事はない。何日誰が言つたともな …
著者
石川啄木
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
文字種別
新字旧仮名
読書目安時間
約18分(500文字/分)
朗読目安時間
約30分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
事
(
ごど
)
汝
(
うな
)
率
(
つ
)
莞爾
(
にこつ
)
容貌
(
かほかたち
)
自由
(
わがまま
)
曝
(
しら
)
頑固
(
つむじまがり
)
滑稽
(
しやれ
)
莞爾
(
にこにこ
)
老媼
(
ばばあ
)
御座
(
ごあ
)
宅
(
どこ
)
壮健
(
ぢやうぶ
)
彷徨
(
うろうろ
)
片端
(
かたつぱじ
)
爺
(
おやぢ
)
平伏
(
へこたま
)
祖父
(
おぢい
)
夫婦
(
いつしよ
)
可
(
え
)
立
(
だて
)
態度
(
そぶり
)
沢山
(
うんと
)
全体
(
いつたい
)
左右
(
かにかく
)
蹂躙
(
ふみつけ
)
貫通
(
ぶつとほ
)
窃
(
そつ
)
唯
(
たつた
)
挙動
(
ものごし
)
披
(
はだか
)
事
(
こつ
)
顴骨
(
ほほぼね
)
武家
(
さむらひ
)
追駈
(
おつか
)
無為
(
ぶゐ
)
年長
(
としうへ
)
軍帽
(
しやつぽ
)
猶
(
まだ
)
剰
(
おまけ
)
密接
(
くつつき
)
始終
(
しよつちゆう
)
塩鮭
(
しほびき
)
撼
(
ゆす
)
扮装
(
みなり
)
既
(
とう
)
普通
(
あたりまへ
)
態
(
さま
)
楽
(
たのしみ
)
愚痴
(
ぐちツ
)
悪寒
(
さむさ
)
此方
(
こつち
)
徹夜
(
よどほし
)
尾
(
ぴき
)
真
(
ほん
)
眼眸
(
めつき
)
唐突
(
いきなり
)
加之
(
のみならず
)
過般
(
こねえだ
)
蹣跚
(
よろよろ
)
前
(
めえ
)
以前
(
まへ
)
博
(
ぶ
)
駈競
(
かけつくら
)
不幸
(
ふしあはせ
)
髑髏
(
されかうべ
)
呟
(
こぼ
)
四歳
(
よつつ
)
充満
(
みちみち
)
漆黒
(
まつくろ
)
例外
(
なみはづ
)
例
(
いつも
)
潜
(
もぐ
)
毫
(
すこし
)
六歳
(
むつ
)
何物
(
なに
)
煩
(
わづら
)
遙
(
ずつ
)
軍刀
(
サアベル
)
横腹
(
よこつぱら
)
帰途
(
かへり
)
身顫
(
みぶるひ
)
再
(
また
)
捕縛
(
おせえ
)
居睡
(
ゐねむり
)
制
(
と
)
理解
(
のみこ
)
愍
(
あはれ
)
噪
(
はしや
)
奈何
(
どう
)
所為
(
せゐ
)
事
(
ごと
)
飄然
(
ふらり
)
敢
(
あへ
)
披
(
はだ
)
些
(
ちつ
)
擲
(
な
)
土埃
(
ほこり
)
助勢
(
すけて
)