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『菜の花物語』
ふりがな文庫
『
菜の花物語
(
なのはなものがたり
)
』
大和めぐりとは畿内では名高い名所廻りなのだ。吉野の花の盛りの頃を人は説くが、私は黄な菜の花が殆んど広い大和国中を彩色する様な、落花後の期を愛するのである、で私が大和めぐりを為たのも丁度この菜の花の頃であった。 浄瑠璃に哀情のたっぷりある盲人 …
著者
児玉花外
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「新小説 明治四十四年十二月号」春陽堂、1911(明治44)年12月
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約6分(500文字/分)
朗読目安時間
約9分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
床
(
ゆ
)
終
(
つ
)
紅
(
あこ
)
能
(
で
)
閉
(
つむ
)
下
(
おり
)
突出
(
つんだ
)
麗
(
うつく
)
悪
(
あく
)
更
(
さ
)
商家
(
あきゅうど
)
如
(
よう
)
定
(
さだま
)
恰
(
ちょう
)
止
(
とま
)
異
(
かわ
)
頃
(
ころお
)
太
(
はなは
)
宛
(
さなが
)
嵩
(
たか
)
弄
(
なぶ
)
遂
(
つ
)
附近
(
ちかく
)
低声
(
ていせい
)
何町
(
なんちょう
)
切
(
しき
)
孰
(
ど
)
悽
(
すご
)
愈
(
いよい
)
明
(
あきら
)
来
(
こ
)
極
(
きわ
)
欺
(
あざ
)
滑
(
なめ
)
為
(
し
)
眼前
(
がんぜん
)
頓
(
やが
)
飛交
(
とびこ
)
両掛
(
りょうがけ
)
伸
(
のば
)
俄
(
にわ
)
僅少
(
わずか
)
光線
(
ひかり
)
凝
(
じっ
)
呼上
(
よびあ
)
哀情
(
あいじょう
)
嚥脂
(
べに
)
女買
(
おんながい
)
尚
(
な
)
廻
(
めぐ
)
復
(
また
)
日在
(
あ
)
明
(
あか
)
暫
(
しば
)
殆
(
ほと
)
洋燈
(
らんぷ
)
清
(
すず
)
点
(
とも
)
立佇
(
たちどま
)
肌
(
はだえ
)
芬々
(
ぷんぷん
)
薄紅
(
うすべに
)
蘇生
(
よみがえ
)
蛙
(
かわず
)
被布
(
おおい
)
西南
(
にしみなみ
)
見詰
(
みつめ
)
角形
(
かくがた
)
透
(
すか
)
遂
(
と
)
邂逅
(
めぐりあ
)
郡
(
ぐん
)
金色
(
きんいろ
)
釣上
(
つりあが
)
長櫃
(
ながもち
)
面
(
つら
)
一層
(
いっそう
)
丁度
(
ちょうど
)
上
(
のぼ
)
且
(
か
)
亢奮
(
こうふん
)
京都
(
きょうと
)
人夫
(
にんぷ
)
何
(
ど
)
何時
(
いつ
)
偖
(
さて
)
円
(
まる
)
凄味
(
すごみ
)
処
(
ところ
)
半町
(
はんちょう
)
吉野
(
よしの
)
呆
(
あき
)
呼覚
(
よびさま
)
咲揃
(
さきそろ
)
善
(
よ
)
囚
(
とら
)
夜具
(
やぐ
)
夜更
(
よふ
)
大和
(
やまと
)
大阪
(
おおさか
)