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“なっ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
70.0%
15.0%
5.0%
5.0%
5.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ですがたった一つ悪い事にはあの年になっだ女の後を追掛る癖が止みませんから私しは時々年に恥ても少しはつゝしむがよかろうと云いました
血の文字 (新字新仮名) / 黒岩涙香(著)
「けれども、慣れっこになってるんだから、驚ろきゃしません」と云って、代助を見てさみしい笑い方をした。
それから (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
腐れて毒となったような夜だ。暗い色はばくとしているだけだ。黒い色には底に力がある。私は暗い夜でない黒い夜だと思った。私は、深い穴を覗くような気がした。つめたな舌でなめるように風が当る。
抜髪 (新字新仮名) / 小川未明(著)
少年「うそだよ、きっとなっちゃんの空耳だろう」
(新字新仮名) / 竹久夢二(著)
五助はがッと耳がなった、頭に響く声もかすかに、山あり川あり野の末に、糸より細く聞ゆるごとく
註文帳 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)