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“両膝”のいろいろな読み方と例文
旧字:兩膝
読み方割合
りょうひざ88.5%
もろひざ7.7%
モロヒザ3.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
両膝りょうひざは前方に角度をなしてこごみ、寝間着の開き目から白い毛の逆立ったあわれな膝頭があらわにのぞき出し、そして彼はつぶやいた。
啾々しゅうしゅうと近づき、啾々と進んで、杖をバタリと置いた。濡鼠のたもとを敷いて、きざはしの下に両膝もろひざをついた。
貝の穴に河童の居る事 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
皆の人のけはひで、覚め難い夢から覚めたやうに、目をみひらくと、あゝ、何時の間にか、姫は嫗の両腕モロウデ両膝モロヒザの間には、居させられぬ。一時に、慟哭するやうな感激が来た。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)