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“他郷”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
たきょう42.9%
よそ35.7%
たきやう14.3%
たび7.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
けれども梅三爺は、どんな幸福が待っているとしても、先祖の墓所はかしょを見限り、生まれた土地をはなれて、知らぬ他郷たきょうへ行って暮らす気にはなれなかった。
土竜 (新字新仮名) / 佐左木俊郎(著)
一人のある他郷よその男がやってきて、その町に住み、そしてその製造法にふと考案をめぐらして、樹脂の代わりに漆を用い、また特に腕輪には
その不思議といふは、昔より此逃入村の人手習てならひをすれば天満宮のたゝりありとて一村の人皆無筆むひつなり。他郷たきやうよせて手習すればたゝりなし。しかれども村にかへれば日をおひわすれ、つひには無筆となる。
あれはどんなに酔払っても俺にもそんな話はしないが、俺はこのごろになってようよう、彼がああして家を出て他郷たびで商売をする気になった心持が解ったよ。
贋物 (新字新仮名) / 葛西善蔵(著)