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“住吉”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
すみよし81.4%
すみのえ11.6%
スミノエ4.7%
スミヨシ2.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
きさきが一人自分から生まれるということに明石のしらせが符合することから、住吉すみよしの神の庇護ひごによってあの人も后の母になる運命から
源氏物語:14 澪標 (新字新仮名) / 紫式部(著)
一番これに近い例としては、神功紀・住吉すみのえ神出現の段「日向ひむかの国のたちばな小門おどのみな底に居て、水葉稚之出居ミツハモワカ(?)ニイデヰル神。名は表筒男うわつつのお・中筒男・底筒男の神あり」
水の女 (新字新仮名) / 折口信夫(著)
奈良朝の都人の間に、踏歌化して行はれた歌垣は、実は別物であるが、其遺風の後世まで伝つたと見える歌垣・嬥歌会カヾヒ(東国)の外に、住吉スミノエの「小集会ヲヅメ」と言うたのも此だとするのが定論である。
国文学の発生(第二稿) (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
黙阿弥の脚本「松竹梅湯島掛額シヨウチクバイユシマノカケガク」駒込吉祥寺の場面で、三月三日に、お七が内裏雛ダイリビナを羨んで、男は住吉スミヨシ様、女は淡島アハシマ様と言ふクダりがある。どうして淡島様が、雛祭りに結びついたか。