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兼々
ふりがな文庫
“兼々”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
かねがね
75.0%
かね/″\
25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かねがね
(逆引き)
兼々
(
かねがね
)
仰せられ候には、六十七万石の家国を失いつる折は、悪夢より覚めたらんが如く、ただすがすがしゅうこそ思い候え。
忠直卿行状記
(新字新仮名)
/
菊池寛
(著)
兼々
(
かねがね
)
藤屋氏は経川の労作「マキノ氏像」のために記念の宴を張りたい意向を持っていたが、私の転々生活と共にその作品も持回わられていたので
ゼーロン
(新字新仮名)
/
牧野信一
(著)
兼々(かねがね)の例文をもっと
(15作品)
見る
かね/″\
(逆引き)
矢張賣物だつたのかと、
兼々
(
かね/″\
)
一分の疑を殘してゐた事がはつきりとわかつたが、それにしても餘り無雜作なのが腹立たしかつた。
大阪の宿
(旧字旧仮名)
/
水上滝太郎
(著)
殊
(
こと
)
に、その
引手茶屋
(
ひきてぢやや
)
には、
丁度
(
ちやうど
)
妙齡
(
としごろ
)
になる
娘
(
むすめ
)
が
一人
(
ひとり
)
あつて、それがその
吉原
(
よしはら
)
に
居
(
ゐ
)
るといふ
事
(
こと
)
を、
兼々
(
かね/″\
)
非常
(
ひじやう
)
に
嫌
(
きら
)
つて
居
(
ゐ
)
る。
娘
(
むすめ
)
は
町
(
まち
)
へ
出度
(
でた
)
いと
言
(
い
)
ふ。
廓そだち
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
兼々(かね/″\)の例文をもっと
(5作品)
見る
兼
常用漢字
中学
部首:⼋
10画
々
3画
“兼”で始まる語句
兼
兼好
兼吉
兼実
兼而
兼帯
兼行
兼平
兼良
兼備
“兼々”のふりがなが多い著者
杉山萠円
押川春浪
久米正雄
作者不詳
水上滝太郎
神西清
菊池寛
泉鏡太郎
岡本かの子
江戸川乱歩