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刀禰
ふりがな文庫
“刀禰”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
とね
60.0%
トネ
40.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
とね
(逆引き)
広野の中に
刀禰
(
とね
)
の大河が流れていた。
薦
(
こも
)
、
水葱
(
なぎ
)
に根を護られながら、昼は咲き夜は
恋宿
(
こいする
)
という
合歓
(
ねむ
)
の花の木が岸に並んで生えている。
富士
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
刀自には
稀
(
まれ
)
に
内侍所
(
ないしどころ
)
の刀自のように結婚をせぬ者もあって、語の本義はただ独立した女性を意味し、すなわち男の
刀禰
(
とね
)
に対する語であったかと思われるが、普通の用い方は
家刀自
(
いえとじ
)
木綿以前の事
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
刀禰(とね)の例文をもっと
(3作品)
見る
トネ
(逆引き)
つまり、宮廷以外の邑落に於いては、男の場合に
刀禰
(
トネ
)
と言つてゐる。其に対して、宮廷ではひめとねと称してゐた。命婦に当るものであらう。
日本文学の発生:――その基礎論――
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
ひとのとも、
刀禰
(
トネ
)
などのとで、神の配下の家の意であらうか。
神
(
カミ
)
の属隷の義だらう。
神
(
カミ
)
のみ・
祇
(
ツミ
)
(つは領格の語尾)のみなど、皆精霊の義であらうか。女性の神称に多いなみのみも同様である。
若水の話
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
刀禰(トネ)の例文をもっと
(2作品)
見る
“刀禰”の解説
刀禰(トネ、等禰、止禰、舎人)とは日本の古代から中世にかけて、公事に関与する者の総称として用いられた職名である。近畿およびその周辺の沿岸域を中心に使われた。
(出典:Wikipedia)
刀
常用漢字
小2
部首:⼑
2画
禰
漢検準1級
部首:⽰
19画
“刀禰”で始まる語句
刀禰河
刀禰雄
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“刀禰”のふりがなが多い著者
山田美妙
柳田国男
折口信夫
岡本かの子