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“噪”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
さわ72.6%
はしゃ15.0%
はしや4.4%
はや1.8%
さわがし0.9%
さわぎ0.9%
ののめ0.9%
0.9%
はし0.9%
やかま0.9%
0.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
宇津木兵馬は、七兵衛の約束を半信半疑のうちに、浅草の観音に参詣して見ると、堂内のたつみに当る柱でさわいでいる一かたまりの人の声。
大菩薩峠:21 無明の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
この時は一時間も話した。駄洒落で執達吏をけむに巻く花痩が同席していたから、眉山も元気にはしゃいで少しもシンミリしなかった。
陰気な、不潔な、土埃の臭ひと黴の臭ひの充満みちみちたる家であつた。笑声とはしやいだ声の絶えて聞こえぬ、湿つた、唖の様な家であつた。
刑余の叔父 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
泣きくたし、泣きはやれば
新頌 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
その声は急にさわがしく、相争あひあらそ気勢けはひさへして、はたはたと紙門ふすまひしめかすは、いよいあやしと夜着よぎ排却はねのけて起ち行かんとする時、ばつさり紙門の倒るるとひとしく、二人の女の姿は貫一が目前めさきまろでぬ。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
聞付きゝつけスハ切腹の御上使と一家中色を失なひさわぎける表門には御上使とある開門かいもんしければ主計頭には急ぎ玄關へ通り越前守に對面たいめんありて上意の趣きを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
そはが事を言ふならんとやうに、荒尾はうなじそらしてののめき笑ひぬ。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
「彼が正直であったのが、皆は不平なのだ! 若し、一ヵ処でも掛け先を、ごまかしてでもいたら、どんなにしゃぐつもりだったのだ!」
日は輝けり (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
と訳のわからない事を喋舌しゃべってはしゃいでいるうちに、ゴトンゴトンと音を立てて出て行った。
一足お先に (新字新仮名) / 夢野久作(著)
段右衞門聲高にやかましい女め如何樣どんなにべら/\喋舌しやべるとも然樣そんなことは夢にも覺えはねえおのれはまアおそろしい阿魔あまだ女に似合にあは誣言事こしらひごと扨は三五郎のかたきと思ひ違へての惡口あくこうならん七人の子をなすとも女に心を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
めきつつ、はたと息絶え
第二邪宗門 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)