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境地
ふりがな文庫
“境地”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
きょうち
40.0%
きやうち
20.0%
ところ
10.0%
さかひ
10.0%
けうち
10.0%
とち
10.0%
▼ 他 3 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
きょうち
(逆引き)
これは恐るべき
度胸
(
どきょう
)
だと、感嘆したことを今でもおぼえているが、二十年を
経
(
へ
)
た今となると私自身が、まったく、それと同じ
境地
(
きょうち
)
に落ちつこうとしているのだ。
親馬鹿入堂記
(新字新仮名)
/
尾崎士郎
(著)
境地(きょうち)の例文をもっと
(4作品)
見る
きやうち
(逆引き)
もし
昔
(
むかし
)
から
世俗
(
せぞく
)
で
云
(
い
)
ふ
通
(
とほ
)
り
安心
(
あんじん
)
とか
立命
(
りつめい
)
とかいふ
境地
(
きやうち
)
に、
坐禪
(
ざぜん
)
の
力
(
ちから
)
で
達
(
たつ
)
する
事
(
こと
)
が
出來
(
でき
)
るならば、
十日
(
とをか
)
や
二十日
(
はつか
)
役所
(
やくしよ
)
を
休
(
やす
)
んでも
構
(
かま
)
はないから
遣
(
や
)
つて
見
(
み
)
たいと
思
(
おも
)
つた。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
境地(きやうち)の例文をもっと
(2作品)
見る
ところ
(逆引き)
『あなたは、こんな
神聖
(
しんせい
)
な
境地
(
ところ
)
で
立派
(
りっぱ
)
な
御修行
(
ごしゅぎょう
)
、
私
(
わたくし
)
などはとても
段違
(
だんちが
)
いで、あなたの
足元
(
あしもと
)
にも
寄
(
よ
)
りつけはしませぬ……。』
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
境地(ところ)の例文をもっと
(1作品)
見る
▼ すべて表示
さかひ
(逆引き)
調子揃つた
足擦
(
あしずれ
)
の音、華やかな、古風な、老も若きも恋の歌を歌つてゐる此
境地
(
さかひ
)
から、不図目を上げて其静かな月を仰いだ
心境
(
ここち
)
は、何人も生涯に
幾度
(
いくたび
)
となく思浮べて
鳥影
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
境地(さかひ)の例文をもっと
(1作品)
見る
けうち
(逆引き)
下町などの
球突塲
(
たまつきば
)
によくあるいはゆる
球突塲
(
たまつきば
)
氣
(
き
)
分なるものは、
私
(
わたし
)
には
甚
(
はなは
)
だ
有難
(
ありかた
)
くないものだが、さういふ
純粹
(
じゆんすい
)
な
境地
(
けうち
)
になると、ちよつと淫しても
惡
(
わる
)
くない
誘惑物
(
ゆうわくぶつ
)
だ。
文壇球突物語
(旧字旧仮名)
/
南部修太郎
(著)
境地(けうち)の例文をもっと
(1作品)
見る
とち
(逆引き)
昼間こそ人々は
往
(
ゆ
)
き来したが、夜になるとほとんどだれも通らず、ただひたすら先を急いで迂回することをいとう人ばかりが、
恐々
(
こわごわ
)
ながらもこの
境地
(
とち
)
を、走るようにしてとおるばかりであった。
仇討姉妹笠
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
境地(とち)の例文をもっと
(1作品)
見る
“境地”の意味
《名詞》
境 地(きょうち)
その人の置かれている立場。
あることを経験して得られた心の状態。
場所。領域。
(出典:Wiktionary)
境
常用漢字
小5
部首:⼟
14画
地
常用漢字
小2
部首:⼟
6画
“境”で始まる語句
境内
境
境界
境遇
境涯
境目
境川
境木峠
境論
境木
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仙境霊地
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南部修太郎
尾崎士郎
夏目漱石
石川啄木
海野十三
国枝史郎