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“安治川”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あじがわ63.6%
あじかわ36.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ふねの出帆は、それから一時間半の後——真夜中まよなかに馬関を発して、ここからはもうまっすぐに、大坂の安治川あじがわへ向かうという予定なのである。
松のや露八 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
安治川あじがわ口まで下って、汐合や風を見計って天保山沖へ乗出すのである。安治川を下る時両側の家で、川中へ釣瓶を落して水を汲んだり物を洗ったりする様を珍しく見た。
鳴雪自叙伝 (新字新仮名) / 内藤鳴雪(著)
安治川あじかわ一丁目へ酒屋を出し梶屋などという屋号まで付けて商売をやって居ようなどとは夢にも存ぜず居りました所へ、重右衛門の訴人で左様と知った時には仰天したものでございます。
赤格子九郎右衛門の娘 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
「議長質問」と呼声高く立ち上ったのは安治川あじかわ舟三という石炭商であった。
空中征服 (新字新仮名) / 賀川豊彦(著)