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“山勢”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
やませ66.7%
さんせい33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
勝久のくがただに長唄を稽古けいこしたばかりではなく、いとけなくして琴を山勢やませ氏に学び、踊を藤間ふじまふじに学んだ。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
入口に琴曲指南山勢やませ門人何とかの何枝と優しい書風で書いた札が掛けてあった。
平凡 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
山勢さんせいほとんど直立、くわふるに突兀とつこつたる危岩きがん路によこたはるに非れば、佶倔きつくつたる石南樹のたいさへぎるあり、し一たびあしあやまらんか、一てん忽ち深谷しんこくつるを以て、一行の両眼はつねそそぎて頭上の山頂さんてうにあり
利根水源探検紀行 (新字旧仮名) / 渡辺千吉郎(著)