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“成程”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
なるほど97.8%
なッ0.9%
なあッ0.4%
なる0.4%
なんぼ0.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
余は要吉の言動を読んで要吉と共に陰鬱にはなる、けれども成程なるほど要吉とはこんな種類の人間であると、著者から教へられた事がない。
『煤煙』の序 (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
成程なッいいわえ、それじゃ水心ありの方だの、こう、姉え、そしてお前どこへ行く。」
わか紫 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
「へへえ、成程なる、あいにく出懸けまして御愛想もございませんがね、どこへ、姐さんは。」
湯島詣 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
イイエきっとそうに違いないヨ。デなくッて成程なんぼ人減しとへらしだッて罪もとがもない者をそう無暗むやみに御免になさる筈がないやアネ……それとも何か御免になっても仕様がないようなわりい事を
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)