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“沽”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
47.6%
28.6%
4.8%
うるお4.8%
こか4.8%
4.8%
4.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
蘭軒は此年病の為に困窮に陥つて、蔵書をさへらなくてはならぬ程であつた。そこで知友が胥謀あひはかつて、頼母子たのもし講様の社を結んで救つた。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
枕山雲如の二人は一日黎明れいめい不忍池しのばずのいけ荷花かかんことを約し、遅く来たものは罰として酒をう責を負うこととした。
下谷叢話 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
それはそれとして、烏丸はかてしろに姫を売りかし、そうばかりして、食いつないできたといううわさがある。
奥の海 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
といって、袖の中から剪刀はさみを出して喉を突いた。老媼ばあやはびっくりして剪刀をもぎとったが、血は傷口から溢れ出て襟をうるおした。老媼はそれで珊瑚を大成の叔母にあたる王という家へれていった。
珊瑚 (新字新仮名) / 蒲 松齢(著)
戦争の諸道具を大段おおだんに買いつけ、織田もその敵の毛利にも、そのまた敵の細川にも、一切無差別に売りこかし、相模府中の小田原に南蛮座をつくって
うすゆき抄 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
嗚呼ああ幾年青きくされて
筑波ねのほとり (旧字旧仮名) / 横瀬夜雨(著)
「古人子貢しこうの言葉にもある——ココニ美玉アリ、ヒツニオサメテカクセリ、善価ヨキアタイヲ求メテランカナ——と」
三国志:06 孔明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)