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“神楽殿”の読み方と例文
読み方割合
かぐらでん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
反り橋のたもと神楽殿かぐらでんの前で、思わせぶりなポーズをしながら行きつ戻りつしていたが、三時近くまで、いちども声がかからない。
あなたも私も (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
石の鳥居をくぐって社殿までの右側に、お神楽殿かぐらでんがあって、見上げる欄間らんまには三十六歌仙の額が上げてあったかと思います。
鴎外の思い出 (新字新仮名) / 小金井喜美子(著)
向うの神楽殿かぐらでんには、ぼんやり五つばかりの提灯ちょうちんがついて、これからおかぐらがはじまるところらしく、てびらがねだけしずかに鳴っておりました。
祭の晩 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)