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笈
ふりがな文庫
“笈”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
おい
60.3%
きゅう
14.7%
きふ
8.8%
おいずる
5.9%
おひ
4.4%
お
1.5%
おひづる
1.5%
ずる
1.5%
キフ
1.5%
▼ 他 6 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
おい
(逆引き)
若君のお刀は伝家の宝刀、ひとの手にふれさせていい
品
(
しな
)
ではありませぬ。また、
拙者
(
せっしゃ
)
の
杖
(
つえ
)
は
護仏
(
ごぶつ
)
の
法杖
(
ほうじょう
)
、
笈
(
おい
)
のなかは
三尊
(
さんぞん
)
の
弥陀
(
みだ
)
です。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
笈(おい)の例文をもっと
(41作品)
見る
きゅう
(逆引き)
これらの門弟たちは、全国六十余州から
笈
(
きゅう
)
を負って集ったもので、全然門弟の来なかった
藩
(
はん
)
は、たしかに二つくらいしかない。
淡窓先生の教育
(新字新仮名)
/
中谷宇吉郎
(著)
笈(きゅう)の例文をもっと
(10作品)
見る
きふ
(逆引き)
私たちが青年期にもつたやうな“
笈
(
きふ
)
を負うて”なんていふ感傷は、滑稽化してゐるにちがひない。
折々の記
(旧字旧仮名)
/
吉川英治
(著)
笈(きふ)の例文をもっと
(6作品)
見る
▼ すべて表示
おいずる
(逆引き)
土間に、置きすててある
笈
(
おいずる
)
を、老人はひっくり返して、あわただしく
検
(
あらた
)
めた。赤い
涎
(
よだ
)
れ
掛
(
かけ
)
をした地蔵如来、幾つもの巾着、
守札
(
まもりふだ
)
、椿の花——
雲霧閻魔帳
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
笈(おいずる)の例文をもっと
(4作品)
見る
おひ
(逆引き)
もう遠く、行つてしまつたことゝ、おもつてゐた
笈
(
おひ
)
づるのおぢいさんが、また、やつてきたのでありました。
さがしもの
(新字旧仮名)
/
土田耕平
(著)
笈(おひ)の例文をもっと
(3作品)
見る
お
(逆引き)
それより七年
以前
(
まえ
)
の天宝八年に、
范陽
(
はんよう
)
の
進士
(
しんし
)
で
呉青秀
(
ごせいしゅう
)
という十七八歳の青年が、玄宗皇帝の命を奉じ、
彩管
(
さいかん
)
を
笈
(
お
)
うて
蜀
(
しょく
)
の国に
入
(
い
)
り、
嘉陵江水
(
かりょうこうすい
)
を写し、転じて
巫山巫峡
(
ふざんふきょう
)
を越え
ドグラ・マグラ
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
笈(お)の例文をもっと
(1作品)
見る
おひづる
(逆引き)
笈
(
おひづる
)
のいろもほのぼの。
邪宗門
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
笈(おひづる)の例文をもっと
(1作品)
見る
ずる
(逆引き)
前世の約束ごとゝ思いましたから、
家
(
うち
)
を仕舞っておい
笈
(
ずる
)
を掛け、
罪滅
(
つみほろぼ
)
しのために西国三十三番の札所を廻りましたのは、ひょッと面目ないと思って田舎にでも
匿
(
かく
)
れてゝ
粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分):02 粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分)
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
笈(ずる)の例文をもっと
(1作品)
見る
キフ
(逆引き)
洛陽
(
らくよう
)
へ上って
進士
(
しんし
)
の試験を受けるのを青春第一の関門とした若人たちが——
笈
(
キフ
)
ヲ負ウテ郷関ヲ出ヅ——と悲歌したが、そんな気もちに似たものが、明治末期のぼくらにも、やはりあったのである。
忘れ残りの記:――四半自叙伝――
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
笈(キフ)の例文をもっと
(1作品)
見る
笈
漢検準1級
部首:⽵
10画
“笈”を含む語句
笈摺
負笈
書笈
笈埃
笈川
笈埃随筆
笈物
笈川玄智
雲笈七籖
雑笈或問
諸阿笈摩教
荷笈下向
笈負
笈笠
笈沼
笈摺草紙
笈掛岩
万笈堂
笈多
笈吊
...
“笈”のふりがなが多い著者
酒井嘉七
吉川英治
高浜虚子
谷譲次
倉田百三
三遊亭円朝
土田耕平
中里介山
尾崎士郎
正岡子規