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“罫”の読み方と例文
読み方割合
けい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
Hさんはけいこまかい西洋紙へ、万年筆まんねんふでで一面に何か書いて来た。ページかずから云っても、二時間や三時間でできる仕事ではなかった。
行人 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
けいに引いた黄金の筋よりも墨の跡がはるかに輝いていた。軸、表紙、箱に用いられた好みの優雅さはことさらにいうまでもない。
源氏物語:38 鈴虫 (新字新仮名) / 紫式部(著)
故にけいの引いてある部分はわずかに紙面の三分の一の面積しかない。それへ四号活字より小さい文字で細く細く書き続けてある。
(新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)