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袘
ふりがな文庫
“袘”の読み方と例文
読み方
割合
ふき
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ふき
(逆引き)
畳の上を膝でずっている
裾
(
すそ
)
さばきの
袘
(
ふき
)
の下から、東京好みの、木型のような堅い白足袋をぴちりと
篏
(
は
)
めた
足頸
(
あしくび
)
が一寸ばかり見えた。
蓼喰う虫
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
阿古十郎は例の如く
袘
(
ふき
)
のすれ切った黒羽二重の素袷に、山のはいった茶献上の帯を尻下りに結び、掌で裸の胸をピシャピシャ叩きながら
顎十郎捕物帳:02 稲荷の使
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
黄の勝つた中形
矢絣
(
やがす
)
りの廣島銘仙の綿入れの、太く時色の
袘
(
ふき
)
の出たところを、足袋の親指でさはりながら、云ひにくさうに
泡鳴五部作:02 毒薬を飲む女
(旧字旧仮名)
/
岩野泡鳴
(著)
袘(ふき)の例文をもっと
(11作品)
見る
袘
部首:⾐
10画
“袘”を含む語句
変袘
袘幅
袘綿
“袘”のふりがなが多い著者
岩野泡鳴
谷崎潤一郎
久生十蘭
島崎藤村
泉鏡花
夏目漱石