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“近寄”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ちかよ96.7%
ちかより1.7%
ちかよせ1.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼は又旅行案内をひらいて、細かい数字を丹念たんねんに調べしたが、少しも決定のはこび近寄ちかよらないうちに、又三千代の方にあたますべつてつた。
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
さして來掛きかゝるを近寄ちかよりればまがふ方なき千太郎成ければ是はと思ひし久八よりも千太郎は殊更ことさら驚怖おどろきしが頭巾づきん
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
「君もこれからか。どうこれからなんだ」と宗近君は煙草のけむを押し開いて、元気づいた顔を近寄ちかよせた。
虞美人草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)