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“錐”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
きり97.4%
ぎり1.3%
キリ0.7%
ドリル0.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あの人はそれから、椅子に腰をかけて、抽斗ひきだしからきり紙撚こよりをとり出し、レター・ペーパーの隅っこに穴をあけてそれをつづりこんだ。
いわばしゃあしゃあとしたもので、でも、主膳が出て行くと、子供たちは怖がって、表立って悪口は言わないが、眼を見合わせて三ツ眼ぎりの殿様と低能娘とを見比べたりなんぞする。
大菩薩峠:32 弁信の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
帆村は低くうなって歯をギリギリと噛みあわせた。左の腕に、キリをつきこんだような疼痛とうつうを感じた。
流線間諜 (新字新仮名) / 海野十三(著)
すると岡部は、むにゃむにゃと口をうごかし、(……あ、そうか。もぐら君、君の鼻に、ドリルを直結すれば、よかったんだな。なあんだ、わしゃ、そこに気がつかなかったよ。はははは)
未来の地下戦車長 (新字新仮名) / 海野十三(著)