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“鳥渡”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ちょっと61.8%
ちよつと31.6%
ちょいと2.9%
ちょと1.5%
ちと0.7%
ちょつと0.7%
ちよツと0.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「それで、わしには鳥渡ちょっと分らんところもあるから、お前、この図について、報告せよ。一体、“人造人間戦車”とは、どんなものか」
られる都合つがふならばまたいままでのやうにお世話せわりにまする、るべくは鳥渡ちよつとたちかへりにぐも出京しゆつけうしたきものとかるくいへば
ゆく雲 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
「今年はいつまでも、ほんとに暑いな。」と云った時お雪は「鳥渡ちょいとしずかに。」と云いながらわたくしの額にとまった蚊をてのひらでおさえた。
濹東綺譚 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
一條鳥渡ちょと気にかかる。自然足がそっちへ向く。
人を呪わば (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
今日は駿河路の由不二の絶景奉遠察候。晩景は尚さらと奉存候。鳥渡ちとうかみ申候。いちめんに不二の裾野の小春哉。御一笑可被下候。頓首。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
松村は相當に學問もあり、殊に蘭學が出來たので、外國掛がいこくがかりの方へ出仕しゅつしして、鳥渡ちょつと羽振の好い方であつた。
半七捕物帳:01 お文の魂 (旧字旧仮名) / 岡本綺堂(著)
そして、鳥渡ちよツと開いて見たが、またもとの通りに納めた。
泡鳴五部作:03 放浪 (旧字旧仮名) / 岩野泡鳴(著)