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3歳からの子育て歳時記

一生懸命、子育てをしているけれど…青木裕子が「学びが好きな子」について悩み、考えたこと

フリーアナウンサー、VERYモデルとして活躍する青木裕子さん(instagram: @yukoaoki_official)は、10歳と8歳の2人の男の子の母。今年4月には、青木さんがお子さんたちと一緒に実践してきた「体験学習」の具体例や、小学校受験の大原先生による月々のアドバイスなどを掲載した、書籍『3歳からの子育て歳時記』が発売されました。今回は、その発売を記念して6月30日に代官山蔦屋書店で行われたトークイベントについて、青木さんご自身が感じたことを綴っていただきました。
 
『3歳からの子育て歳時記』青木裕子/講談社
以下、青木さんによる寄稿です。

「学びが好き」ってどういうこと?

6月30日、『3歳からの子育て歳時記』発売記念イベントが無事開催されました。ご来場いただいた皆さん、本当にありがとうございました! 発売記念という割には、発売から間が空いてしまったのだけど、たくさんの方のご協力をいただいて、とてもいいイベントになった、と思っています。

たくさんの人にご来場いただいた書籍発売記念イベントは、書籍に全面協力してくださった大原英子先生との対談という形でおこなわれました。

*         *        *

イベントでは、全面協力という形で本の制作に加わってくださった大原英子先生(小学校受験専門『コノユメSCHOOL』代表)と対談をした。まず話題に上がったのが、“学びが好き”ってどういうことなのだろう、ということ。

本の帯にも“学びが好きな子が育つ”なんて書かせてもらっているのだけど、そもそも学びが好きってどういうことだろう。いろいろなことに興味があるということ?ひとつのことを追求できるということ?それともテスト勉強が苦にならないということ?

探求学習や体験学習がにわかに注目されて、“子どもが自ら学ぶ”というワードを耳にすることが多くなったと思う。夢中になれるものを見つけてその道の博士のようになるみたいなイメージだろうか。

それで、そういう話になると大抵、一流の方々の幼少期の話題になって、「彼らの親は彼らを否定しなかった」みたいなことを言われる。息子たちが未就学のころは、「わかりました!彼らの未知数の可能性を決して潰さないようにします」なんて思っていたけど、最近はなんだかわからなくなってしまっている。

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否定しないも何も、それほど突出したものがなさそうな場合、私はどうしたらいいのだろう(笑)。未就学のころは、たっぷりあった自由な時間が、どんどん短くなっていって、やらなきゃいけないことはどんどん増えていって、成績は数字となって提示されて、否定したくなくてもサポートしなくちゃいけなくて。

私、どこかで間違えたんでしょうか。

いつの間にか私は息子たちの可能性の芽を摘んでしまった?あの雨の日のマンホールでもっと立ち止まらせるべきだった?欲しがるものをもっと与えるべきだった?もしくは与えてはいけなかった?

あー、親にとって、自分が子どもの才能を潰した、と言われるのってこれ以上ないくらいに辛い。だって、自分なりにはその時々一生懸命子育てしているんだもの。

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AUTHOR

  • 青木 裕子

    フリーアナウンサー

    青木 裕子

    あおき・ゆうこ 1983年1月7日生まれ、埼玉県出身。2005年に慶応大学を卒業し、TBSテレビにアナウンサーとして入社。『サンデージャポン』や『News23X』をはじめ、バラエティ・報道・スポーツ等多くの番組を担当し天真爛漫な人柄で注目を集める。2012年12月末にTBSテレビを退職し、フリーアナウンサーとして活動をスタート。2014年に第1子、2016年に第2子を出産し2児の母として、現在はモデル、ナレーション等活動の幅も広げ活躍中。

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