「国民負担率の急上昇」が個人消費を痛めつけている
ただ、残念ながらアベノミクスは「3本の矢」をすべて放つ前にブレーキをかけられてしまいました。
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G7諸国の国民負担率の変化幅を、2010年を基準に見てみると、一目瞭然ですが、日本の国民負担率だけダントツで上がっています。日本ではアベノミクス開始以降、消費税が2度にわたって引き上げられたほか、社会保険料負担も引き上げられました。景気が悪い中、家計にこれだけの負担を強いれば、個人消費は伸びません。日本経済が海外に劣後するのは当然というべきです。
『『民主党政権時代』と比較して、『アベノミクス』は失敗だったのか?…雇用が増えても日本経済が成長していない“納得の理由”とは』へ続く