The 10 Worst-Selling Consoles of All Time Feature on GamePro.com
■第10位:ドリームキャスト
第10位はセガのドリームキャスト。1998年に日本で、翌年北米で発売されたセガの最後のゲーム機。北米市場ではサターン、32X、Sega CD(メガCDの北米での商品名)などの評判が悪かったので、それを何とかするべく投入されましたが、わずか3年程度で終わってしまいました。日本での販売台数は225万台、全世界では1045万台。
■第9位:PCエンジン
第9位はNECホームエレクトロニクスのPCエンジン(北米での商品名はTurboGrafx 16)。日本でそこそこの成功をおさめ、1989年に北米でも発売されました。しかし、NECの広告戦略の失敗などによって敗北。全世界では1000万台を売りましたが、北米では250万台にとどまりました。
■第8位:セガサターン
第8位はセガサターン。日本でも北米でも、プレイステーションの登場するちょっと前に発売されましたが、やはり3年程度しか持ちませんでした。ゲーム機本体の価格が高かったこと(北米では399ドル:約4万7000円)、ソフト開発がちょっと難航したことにより、プレイステーションに駆逐されてしまいました。日本では580万台売れており、一時はプレイステーションと互角ぐらいには戦っていたような気がするのですが、全世界での販売台数が876万台と海外での受けが非常に悪かったようです。
■第7位:メガCD
第7位はセガのメガドライブ用拡張機器であるメガCD。メガドライブは北米市場ではジェネシスという名前で発売され、シェアが54%にもなるほどの大人気ハードでした。しかし、メガCDは299ドル(約3万6000円)と拡張機器としてはかなり高価で、時代の流れに乗り遅れた機器だったために600万台しか売れずにその命を終えました。また、セガのサポートがかなり悪かったらしく、その後セガブランドは評価を下げていったそうです。
■第6位:3DO
第6位は3DO。日本では松下やサンヨーが出していて、アインシュタイン博士を使ったCMが印象的でした。エレクトロニック・アーツの創始者が設計し、ハードウェアとしての能力はかなり高かったのですが、やはり高い価格(700ドル:約8万4000円、日本では当初は7万9800円、のちに値下げして5万4800円)が足を引っ張ったようです。EAがバックアップしたおかげか、200万台ほど売れたらしい。
■第5位:バーチャルボーイ
第5位は任天堂のバーチャルボーイ。セガサターンなどが登場した後に発売されましたが、赤と黒という画面の見た目の悪さや、180ドル(約2万円)という価格が嫌われて77万台ほどしか売れませんでした。
■第4位:CD-i
第4位はフィリップスのCD-i。ゲーム機というよりはマルチメディア機器のようですが、ごくわずかな数のゲームソフトが出ていたらしい。1991年に発売され、後発の安く高性能なハードウェアに押されて消えていきましたが、フィリップスは1998年までサポートを続けていたそうです。販売台数は57万台。
■第3位:Atari Jaguar
第3位はアタリのジャガー。64ビットの能力を持ったグラフィックスカードを搭載した32ビットマシンで、250ドル(約3万円)で発売されましたが、売れたのはわずか25万台だそうです。
■第2位:スーパー32X
第2位はまたもメガドライブ用周辺機器のスーパー32X。日本ではプレイステーションと同じ日に発売されました。日本ではプレイステーションとセガサターンによる戦いが始まったために不要のものとなり、北米ではあろうことかセガサターンの足を引っ張って共倒れに。もう少し登場する時期が早ければ、結果は変わっていたのかも知れません。ちなみに、GIGAZINE編集部にはスーパー32Xを持っている人間がいます…。
■第1位:ピピンアットマーク
栄えある第1位はアップルのピピンアットマーク。アップルとバンダイが協力して作ったゲーム機でしたが、599ドル(約7万2000円)という高価なハードだったこと、ろくなゲームソフトが出なかったことなどにより、販売台数は5万台程度で生産が打ち切られました。
なお、記事内の価格は現在の相場で換算しているので、参考程度にしかならないかもしれません。
日本でランキングをつけるとしたら、PCエンジンやメガドライブの周辺機器が山ほど出てきて大変そう…。