世界中の動物園や水族館で産まれた動物の赤ちゃんを紹介する「ZooBorns」

特に動物が好きでないという人でも動物の赤ちゃんの愛くるしさにだけは抵抗できないものなのか、各地の動物園で赤ちゃんが産まれるたびにニュースで取り上げられ、来園者数が増したりもしているようです。しかし親がいなければ子は産まれず、小さな赤ちゃんも時がたてば大人になるもので、赤ちゃんばかりを集めた動物園というのは存在しないのではないでしょうか。

そこで、世界中の動物園や水族館で産まれた赤ちゃんをレポートするサイト「ZooBorns」を紹介します。動物園や水族館へ出かける体力はないが、手っ取り早くかわいい動物の赤ちゃんを眺めて癒されたい、という時に便利かもしれません。

詳細は以下から。ZooBorns

シカゴのShedd水族館で2009年12月14日に産まれたシロイルカの赤ちゃん。産まれた時点ですでに体長約1.6m、体重は約73kgあるとのことです。

出産の様子は以下から。（血が苦手な人は注意した方がよいかもしれません）
YouTube - Beluga Whale Birth Video - Shedd Aquarium

インディアナ州フォートウェインにあるFort Wayne Children's Zooで2009年11月26日に産まれたBanded Mongoose（シママングース）。6頭産まれた赤ちゃんはいたずらっ子ぞろいで、7頭いる大人マングースを手こずらせているそうです。

何かたくらんでる顔。

シドニーのTaronga動物園で2009年7月4日に産まれたオスのLuk Chaiは、アジアゾウとしてはオーストラリアで初めて産まれた個体。660日の妊娠期間を経て体重96kgで産まれましたが、将来的には5トンにまで成長するそうです。

オレゴン動物園でふ化した絶滅危惧（きぐ）種のWestern pond turtle。

外来種のウシガエルにより脅かされているそうです。

ウシガエルに食べられない大きさにまで成長したら、故郷であるColumbia River Gorgeに放されます。

アリゾナ州のWildlife World Zoo & Aquariumで産まれたオセロットの赤ちゃん。

人間に興味がありつつもシャイな模様。

中南米に分布するオセロットは毛皮目的やペットとして売るための乱獲により個体数が減り、多くの国で絶滅危惧種に指定されています。

サンディエゴのSea Worldでふ化したウミガメの赤ちゃん。

インキュベーターなどは使わず、パーク内の砂浜で82匹が自然にふ化することができたとのこと。今はまだ手乗りサイズですが、寿命は100年以上です。

コスタ・リカにある世界唯一のナマケモノ保護施設Sloth Sanctuaryからは、ナマケモノの赤ちゃんの動画。
YouTube - Baby sloth

日本でも「ナマケモノ」と呼びますが、英名の「Sloth」も「怠惰」という意味です。しかしこの動画では意外とせわしなく動いている姿が見られます。
YouTube - The Funniest Baby Sloth Video Ever!!!

コロラド州デンバー動物園のハイエナの親子。

生後3ヶ月のKai君は子犬のように見えますが、実際はイヌよりもネコに近いそうです。

ウルグアイのM’Bopicuá繁殖センターで産まれたParaguaian Hairy Dwarf Porcupine(アメリカヤマアラシ科ミナミキノボリヤマアラシ)。

成長すると毛皮は鋭く硬い針毛になりますが、赤ちゃんの時はふわふわです。

フロリダ州マイアミのMiami MetroZooで産まれたオウギワシの赤ちゃん。動物園での繁殖成功はアメリカで2例目とのことです。

小さいながらも鋭いクチバシを持っています。母鳥の警戒により飼育員が近づけないため、性別は不明とのことです。

カンザスシティのミズーリ州側に位置するThe Kansas City Zooからは、生後5ヶ月のメスのオランウータン「Kali」。

Kaliは産まれてすぐに母親に育児放棄されてしまったのですが、5ヶ月間人の手で飼育された後、オランウータンの養母Jillに引き取られたそうです。

あくびする姿は人間の赤ちゃんのようです。

このほかにも多数の動物の赤ちゃんの写真・動画は以下から。

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