レコーダーや録画機能内蔵テレビの「CMオートカット機能」が春以降消滅へ
三菱電機や東芝が、発売しているレコーダーや録画機能内蔵テレビに搭載されている「CMオートカット機能」について、春以降のモデルから搭載を中止することが明らかになりました。
テレビ局にとってCM収入は収益の柱ということもあって、CMカット機能については以前から日本民間放送連盟(民放連)が問題視していました。
詳細は以下から。
CMカット機種、生産中止へ…民放批判に配慮 : 経済ニュース : マネー・経済 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
録画した番組を再生する際、自動的にCMを飛ばして再生する「CMオートカット機能」は三菱電機と東芝が発売しているレコーダー、および録画機能内蔵テレビに搭載されています。しかし、今春以降に発売されるモデルから、この機能が削られることになりました。
以前、民放連の広瀬道貞会長(テレビ朝日顧問)が第58回民間放送全国大会においてCMオートカット機能を搭載していることを宣伝するのは電波産業会でのテレビ受信機の技術に関する申し合わせに反する疑いがあると発言していましたが、そもそも機能自体が無くなることになったようです。
ちなみに、「録画した番組を(リモコン操作なしで)CMを飛ばして再生する」ことはできなくなりますが、指定秒数スキップ機能やオートチャプター機能などについては制限されていないため、CMをほぼ飛ばして再生すること自体は可能。
25年後の磯野家を実写で再現した江崎グリコのCMのような面白いCMであればカットせずに見たいものですが、今後、現在発売されているオートカット機能搭載機種や国外メーカー機種が売れるようになるのでしょうか。
・関連記事
これであなたも野生のプロ、特殊効果・自動BGM作成・音ズレ補正・CM自動カットなどがサクサクできる映像編集ソフト「Movie Pro」 - GIGAZINE
「Solatorobo(ソラトロボ)」が前代未聞の企画、100通り100本のCMを8時間で一挙放送してギネスに挑戦へ - GIGAZINE
放送禁止になったウェンディーズのCM - GIGAZINE
Appleの名作CM「Think different.」とそのメイキング映像 - GIGAZINE
・関連コンテンツ