すごい勢いで人間飛行機「ジェットマン」が富士山を飛行するムービー公開開始
スイス生まれの54歳「ジェットマン」ことイブ・ロッシーさんは、体に自作の堅牢なカーボンファイバー製のジェット・ウイングを装着し、空を飛ぶアヴィエーター(飛行家)。ジェット・ウイングには、水平および安定した上昇飛行を可能とする4機のジェットエンジンを装備しています。10月28日~11月3日にかけて、富士山の世界文化遺産登録を祝してジェットマンが富士山飛行にチャレンジしました。
Jetman's Flights at Mount Fuji - YouTube
「MOUNT FUJI」
夜空の下にそびえる富士山。
厚い雲に覆われるこの周辺をジェットマンが飛行します。
「富士山の周りをフライトすることは僕の夢だったんだ。天候にも恵まれたし、とても素晴らしい瞬間だったよ」と話すジェットマン。
これがジェットマンの装備するジェット・ウィング。平均時速200km、最高時速は300kmの速度で最大30km滑空することが可能。カーボンファイバー製で幅は2メートルあり、燃料およびスモークを含めた重量はなんと55kg。下面には、推力各22kgの小型ジェットエンジンを4基搭載し、15~30リットルのジェット燃料で、約10分間推力を発生させることができます。また、エンジンの推進力は有線のリモートコントロールにより手動で調整しています。
地面から離陸するのではなく、ヘリコプターで上空に上がってからダイブします。
飛行は専門家たちによる監修のもとに実施。
ヘリコプターの離陸が始まりました。
目指すは富士山。
ジェット・ウィングを装備したジェットマンがスタンバイしています。
スキューバ・ダイビングのように背中から空へ。
どんどん落下して行きますが……
エンジンの推進力で弧を描きました!
富士山へ向けて飛んでいきます。
ものすごい速度で滑空。
手に取り付けたレバーで方向転換や推進力の調整を行っています。
「富士山を間近で見て、まさに神話の山のようだと感じました。この国のシンボルの1つであることが理解できます」と語るジェットマン。
富士山飛行は、10月28日~11月3日の間に9回行われ、1回の飛行時間は約6~13分間。
下から眺める親子。
空中では物理的な重量は感じず、手足をほんのわずかに動かすだけで反応します。しかし重力に耐えられる体作りは必要なため、毎日トレーニングを行っているとのこと。
空を自由自在に飛行する、恐るべき54歳です。
そしてパラシュートを開き……
無事、ふもとへ着陸できたのでした。
jetmanofficial
https://www.youtube.com/user/jetmanofficial
・関連記事
小型ロケット付きの翼を背負って、空を飛ぶジェットマン - GIGAZINE
断崖絶壁をムササビのように飛び回る命知らずな男はなぜ空を飛ぶのか - GIGAZINE
離陸したフライングムササビ野郎をミニが追いかける激闘レーシングムービー - GIGAZINE
生身で時速250kmの世界最速飛行を体験できる映像「SENSE OF FLYING」 - GIGAZINE
一人乗りの超軽量小型飛行艇「Flynano」 - GIGAZINE
・関連コンテンツ
in 動画, Posted by darkhorse_log
You can read the machine translated English article Extremely rapid start of movie "Jetman" ….