ディズニーが人食い巨人をテーマに実写映画を製作、監督はスピルバーグ
孤児院で暮らす10歳の女の子が、ある深夜、巨人にベッドからつまみ出されてさらわれてしまう……というのが、ディズニーの新作映画「The BFG」のストーリー。監督はスティーヴン・スピルバーグとなっており、一体どんな映画なのかと気になるところ、予告編が公開されました。
Disney's The BFG - Teaser Trailer - YouTube
舞台はロンドン。
静まり返った夜の街で、ひっそりとたたずむ孤児院。
建物の中は職員の女性が歩いているだけで、静まり返っています。
窓を開ける女の子。
特に異変はなく、夜空を鳥たちが横切るだけ。
パタンと窓を閉じて……
しっかりとカギをかけます。
女の子が去った後、窓から見える街はいつもと変わらぬように見えますが……
大きな影が横切りました。
子どもたちが寝静まった後の寝室に戻り……
懐中電灯を片手に本を読み始めました。
ガシャン!と大きな音が響き……
「夜にベッドを抜け出してはいけない」「窓に近づいてはいけない」「カーテンの向こう側を見てはいけない」という言いつけをやぶり、女の子はカーテンの向こうへ。
そこで見たものは……
猫が道脇のゴミ箱を倒していただけでした。
かと思いきや、巨大な手がにゅっと伸びてきて、まるでカップでも持つかのようにゴミ箱をつかみます。
そして少女は、建物から顔をだす巨人を目撃。
女の子はびっくりしますが……
巨人も目をみはります。
立ち上がる巨人。
ずんずんと近づいてくる巨人を見て、女の子はあわてて部屋に戻ろうとしますが、カーテンにからまってしまいます。
ようやく部屋に戻り、慌ててベッドの中に潜り込みますが……
窓を閉め忘れてしまい、巨人の手が部屋の中の女の子に向かってにゅっと伸びてきます。
BFGの予告編第1弾はここで終了しているため、「女の子はどうなってしまうのか……?!」となってしまいますが、原作である1982年に発表された児童小説「The BFG(邦題:オ・ヤサシ巨人BFG)」のAmazonレビューによると、あらすじは以下の通りです。
Amazon.co.jp: The BFG: Roald Dahl, Quentin Blake: 洋書
http://www.amazon.co.jp/dp/0142410381/
孤児院で暮らすソフィーは、ある夜、巨人が街を歩いているのを目撃したばかりに、その巨人にさらわれてしまいます。
ところがその巨人、Big Friendly Giantは巨人の中ではちびでベジタリアンの変わり者。他の巨人たちからは仲間はずれにされています。
二人はすぐに仲良くなり、夜な夜な人間を食べているという、他の恐ろしい巨人たちをやっつけることに・・。
また、商品説明は以下のようになっています。
ロアルド・ダールですら1980年代はじめのあの「頭字語」ブームには逆らえなかったとみえる。「BFG」とは、果たして、大声でどなるフェレット顔のゴルファー(Bellowing ferret-faced golfer)のことか?陰で悪巧みをする妖精の名づけ親(Backstabbing fairy godmother)?いやいや実は…大きくて親切な巨人(Big Friendly Giant)のことだ!
彼ははじめのうち、それほどFriendly(親切)とは思えない。なにしろロンドンのとある通りにこっそりとやってきて、小さなソフィーをベッドからひょいとつまみあげ、あっという間に巨人の国へ連れ去るときている。おまけにBFGは、「邪悪な人食い巨人」たちに比べれば、それほどBig(大型)でもない。彼らはBFGを変わり者のチビだと言っていじめていた。こんなBFGが食べるものといえば、むかつくような味の「スナッズカンバー」だけ。ほかの巨人たちが小さな少年や少女たちをむしゃむしゃと食べているあいだも、BFGだけは、子供たちの部屋の窓からせっせと楽しい夢を吹き入れてやっていた。なんと奇特なGiant(巨人)だろう!
BFGはダールが創造した数々のキャラクターの中でも最も愛すべきひとつに数えられる。耳の中の柔らかな部分にソフィーを寝かせ、新種の蝶でも捕まえるように夢をつかまえに駈けていくBFG。奇妙な単語の入り混じった、はちゃめちゃで愉快な言葉をしゃべるBFG。女王のために「ホイッズポップ」を放つBFG。どんなときもBFGは、決して消えない温かな感動を与えてくれる
ということで、不安をかき立てられるような予告編となっていましたが、原作が映画「チャーリーとチョコレート工場」の元となった「チョコレート工場の秘密」の作者ということもあり、ユーモアにあふれたファミリー向け映画になる様子。なお、映画は2016年7月1日にアメリカで公開される予定で、日本での公開日時は現時点で未定です。
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