限られた土地で「縦方向」に環境を考えつつ都市を築いていくシミュレーションゲーム「Block’hood」
シムシティに代表される街や都市を作るシミュレーションゲームのほとんどは、広大な土地を舞台に領土を拡張していくスタイルです。しかし、領土を広げるのではなく、限られた土地を最大限に活かすため、縦方向に都市を構築していくという斬新なスタイルのゲーム「Block'hood」が発売され注目を集めています。
Block'hood Home Page
http://www.plethora-project.com/blockhood/
Block’Hoodがどんなゲームなのかは以下のムービーで確認できます。
Block’Hood Early Access Trailer - Vimeo
Block'hoodは、限られたスペースに縦方向に伸ばすようにフロアを組み立てて、理想の都市を作り上げるゲームです。
組み立てられるブロックは、電気・水などのエネルギーを生みすものから、森林のように空気を浄化するもの、人が集まる商店などさまざま。エネルギー消費と環境汚染など、切っても切り離せない要素をうまくコントロールして都市を発展させていく必要があります。
タワーマンションのように組み上げられた都市。Block'hoodでは、姿の見えない「人」の存在を考える必要があります。
重要な要素は「エコロジー」。
都市の発展にとって、住環境が良好であることは不可欠の存在です。
また「バランス」を考えることが大切。
エネルギー消費と創出のバランスだけでなく、縦方向に積み上げる建物のバランスをうまく取ることが、より高くまで街を発展させるのに重要になってきます。
そして「接続性」を考えることが重要です。
空間を効率的に使うのと同時に、人が生活しやすいような良好な動線(移動経路)やレクリエーションの空間を配置することが大切です。
また、Block'hoodには「DECAY(荒廃)」という概念があります。
せっかく空間を作り上げても、人の流れが乏しい場合、すぐに荒廃してしまい都市全体が機能不全を起こすことがあります。そんな場合は、荒廃している部分を取り壊して新たなブロックで都市を造ることが可能。スクラップ&ビルドを積極的に押し進めて、都市計画を見直す柔軟性も問われます。
そして、都市の豊かさには「調和」の観念が重要。
物理的にも精神的にも豊かであるためには、各ブロックをうまく組み合わせて調和ある空間を描く必要があります。
Block'hoodではエネルギーをいかにうまく作り出し消費するかというのが重要なポイントになります。石油を掘れば電気を生み出せますが、同時に大気や水を汚染します。それらの環境問題を解消するために森林を作ったり、太陽光や風力などの再生可能エネルギーを活用するなど、都市環境におけるエネルギーの循環やのバランスを考えて、理想の都市を構築することが求められます。
夜の世界もアリ。
人の流れが滞り、荒廃することもあるので、その場合は素早く都市を造り直すのが大切なようです。
どうブロックを組み上げるかはパズルのよう。都市の作り手の「腕」が試されます。
「Block'hood」は正式発売前に先行リリース版としてSteam Early Access版が980円で登場しています。
Steam:Block'hood
http://store.steampowered.com/app/416210/
ゲームのプレイスタイルを紹介するムービーは以下から。街を縦方向に伸ばしていくという斬新なスタイルは、かなり好評をもって受け入れられているようです。
【Indie Spot】005: Block'hood を実況&紹介プレイ【縦に伸びる街並み】 - YouTube
Block'hood正式版は2016年夏の発売が予定されています。
・おまけ
Block'hoodで作った都市を2次元で表現するとこんな感じになる模様。
道道工道道
— ワタナベ@アイコンは部隊章 (@Noih) 2016年3月10日
木木木木木
店家水家店
道道風道道
水家風家水
水=給水塔
風=風車
工=工場
店=ブティック
道=廊下
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