Googleの2段階認証を構築する「Titan セキュリティ キー」にUSB Type-Cタイプが登場
ウェブサービスやアプリを使う際に個人情報を守る手段として、2段階認証はパスワード認証に置き換わる存在となっています。Googleは2019年8月にUSBポートに差し込むことで2段階認証を提供する「Titan セキュリティ キー」を発表しましたが、新たに、USB Type-Cに対応したTitan セキュリティ キーが登場することが明らかになりました。
Google Online Security Blog: USB-C Titan Security Keys - available tomorrow in the US
https://security.googleblog.com/2019/10/usb-c-titan-security-keys-available.html
Googleから登場した「Titan セキュリティ キー」はUSB Type-AとNFC、Bluetoothを使って安全な2段階認証を提供する物理キーです。その仕様や使い方は以下の記事から読むことができます。
Googleの安全な2段階認証を構築し不正アクセスを防ぐ物理キー「Titan セキュリティ キー」使用レビュー - GIGAZINE
USB Type-Cに対応したセキュリティキーは、認証規格「FIDO」に準拠しており、USB Type-A型と同様にBluetoothを採用していますが、NFC技術は搭載しないとのこと。ただし、これによって不便さが生まれるわけでなく、キーの端子を直接スマートフォンのUSB Type-Cポートに挿せるため、より手軽にキーを使用できるようにるとGoogle広報は述べています。
これがUSB Type-Cのセキュリティキー。
USB Type-Cのセキュリティキーは Android、Chrome OS、macOS、Windowsと互換性があります。またセキュリティを担うセキュアエレメントチップは先に登場した2つのセキュリティキーと同様の技術が使われており、物理的な攻撃に対しても耐久性を持っています。Titanセキュリティキーはセキュリティ認証技術を開発するYubicoと提携する形で開発されているため見た目はYubicoの物理キーとよく似ていますが、Yubicoの物理キーはGoogleのTitanセキュリティキーよりもWebAuthnを含むプロトコルの選択肢が多いため、用途にあわせてキーを選べばOKです。
なお、USB Type-C型のTitanセキュリティキーはGoogleストアで日本時間の2019年10月16日(水)から40ドル(約4300円)で購入可能になります。また記事作成時点ではUSB-A/NFC型のセキュリティキーとUSB-A/Bluetooth/NFC型のセキュリティキーはセット販売となっていますが、16日からは個別販売がスタートします。
Google ストアでは Google のデバイスやアクセサリをご購入いただけます
https://store.google.com/
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