Googleが2年ごとにスマホをもらえるサブスク「Pixel Pass」をわずか22カ月で終了
GoogleがPixelスマートフォンとYouTube Premiumなどの有料サービスをセットにしたサブスクリプションプラン「Pixel Pass」の終了を発表しました。Pixel Passには「2年間契約し続けると、サブスクでゲットしたPixelスマートフォンをそのままもらえる」という特典も存在していたのですが、開始から2年を待たずにサービス終了となりました。
New Pixel Pass subscriptions will no longer be available - Pixel Pass Help
https://support.google.com/pixelpass/answer/13968577
Google Pixel Pass をアップグレード、変更、解約する - Google ストアの場合 - Google ストア ヘルプ
https://support.google.com/store/answer/11202782
Googleは2021年10月20日に「Pixel 6」と「Pixel 6 Pro」を発表した際に、サブスクリプションプラン「Pixel Pass」も発表しました。Pixel PassはPixelスマートフォンとYouTube PremiumやGoogle Oneなどがセットになったプランで、契約時にPixelスマートフォンが貸し出され、月額料金を2年間支払い続ければPixelスマートフォンを自分の物にできる仕組みでした。Pixel Passの詳細は以下のリンク先で確認できます。
月額5000円台でPixel 6が使い放題でプレミアムサービスもセットなGoogleのサブスクプラン「Pixel Pass」発表 - GIGAZINE
さらに、2年経過後もPixel Passに加入し続ける場合は、新たなPixelスマートフォンがGoogleから貸し出されるという仕組みも存在していました。
ところが、2023年8月になってGoogleは「2023年8月29日以降、Pixel Passは提供されなくなります」と述べ、Pixel Passの終了を発表しました。Googleが公開したPixel Pass終了に関するQ&Aページには「Pixel Passを終了するのはなぜですか?」という項目が用意されていますが、回答欄には「私たちはハードウェア製品の最高の価値を提供し、ユーザーにお気に入りサービスを購入するための柔軟性を提供しています。私たちはユーザーからのフィードバックを受けつつ、Googleのベスト製品にアクセスするための多様な方法を提供し続けます」と記されているのみで終了の理由は記されていません。
すでにPixel Passに加入しているユーザーは、加入日から2年間Pixel Passを引き続き利用可能です。また、Pixel Passの加入者には「Googleストアで使える100ドル(約1万4600円)のクレジット」が付与されるとのことです。
・関連記事
「誰もGoogleを信じていない」からStadiaのサービスは終了したという指摘 - GIGAZINE
「Google グループ」はGoogleから放置されており、ただ死にゆくのみであるという指摘 - GIGAZINE
GoogleのRSSリーダー「Googleリーダー」が7月1日でサービス終了 - GIGAZINE
50万人のユーザー情報が流出したGoogle+がサービス終了、利用低調を理由にするも別の理由が指摘される - GIGAZINE
Googleが時代を先駆けすぎたサービス「Google Wave」で犯した「3つの失敗」とは? - GIGAZINE
GoogleがWi-Fiルーター「OnHub」のサポートを終了すると発表 - GIGAZINE
・関連コンテンツ