次期HDMI規格「HDMI 2.2」が2025年1月に発表されることが判明、非圧縮で10K解像度と120Hzフレームレートに対応も新ケーブルが必要に
2025年1月7日にラスベガスで開催される技術展示会「CES 2025」に合わせて、新しいHDMI規格であるHDMI 2.2の仕様が発表されることがわかりました。
HDMI Forum presenterà al CES le specifiche HDMI 2.2: ci vorrà un nuovo cavo | DDay.it
https://www.dday.it/redazione/51412/hdmi-forum-presentera-al-ces-le-specifiche-hdmi-22-ci-vorra-un-nuovo-cavo
Neuer Standard: HDMI 2.2 könnte zur CES kommen und benötigt neue Kabel - ComputerBase
https://www.computerbase.de/news/audio-video-foto/neuer-standard-hdmi-2-2-koennte-zur-ces-kommen-und-benoetigt-neue-kabel.90681/
HDMI 2.2 specs with increased bandwidth to be announced at CES 2025 - VideoCardz.com
https://videocardz.com/newz/hdmi-2-2-specs-with-increased-bandwidth-to-be-announced-at-ces-2025
HDMI 2.2 will be announced next month — and it may require a new cable - The Verge
https://www.theverge.com/2024/12/14/24321144/hdmi-2-2-new-cable-higher-resolution-refresh-rate
イタリアのテクノロジー系ニュースサイト・DDay.itは2024年12月12日に「HDMIフォーラムが、ラスベガスでCESが開催される前日の2025年1月6日に新しいHDMI 2.2の仕様を正式発表することを告知しました」と報じました。
HDMI 2.2ではケーブルが刷新されることが判明しており、HDMIフォーラムのプレスリリースには「次世代HDMIテクノロジーと帯域幅を拡大した新仕様は、幅広い高解像度と高リフレッシュレートに対応しており、新しいHDMIケーブルでサポートされます」と書かれていたとのことです。
また、HDMI 2.2では映像作品やゲームを発信する際の選択の幅が広がるとされています。
HDMIのライセンス供与を行う代理店であるHDMI Licensing Administratorは「新しい技術により、テレビ、映画、ゲームスタジオなどのコンテンツ制作者は、現在および将来にわたってより高品質なオプションを利用できるようになり、また複数の配信プラットフォームが利用できるようになります」と述べていると、ドイツのニュースサイトであるComputerBaseは伝えています。
2017年に発表され、これまでにHDMI 2.1aやHDMI 2.1bといったマイナーアップデートが行われている現行のHDMI 2.1は、48Gbpsの帯域幅に対応しているほか、ディスプレイ・ストリーム圧縮(DSC)により最大120Hzの可変リフレッシュレート、最大10240×4320の解像度をサポートしています。
映像技術に特化したニュースサイトのVideoCardz.comによると、HDMI 2.2は帯域幅の増加によりDSCなしでより高い解像度とリフレッシュレートを実現する可能性があるとのことです。
また、NVIDIAの次期GeForce RTX 50シリーズや、AMDのRadeon RX 8000シリーズがHDMI 2.2に対応している可能性があるとのウワサもあります。というのも、両社ともにHDMIフォーラムが新規格を発表するCESでの発表を予定しているからです。
IT系ニュースサイトのThe Vergeは「新仕様が何をもたらすにせよ、新しいケーブルが必要というのは、USB Type-Cと同じですべてのHDMIケーブルが同じように使えるわけではないということを思い出させてくれます。HDMIフォーラムがポートを変更する可能性は低いと思われるため、おそらく新しい仕様でも古いHDMIケーブルを使えると考えられますが、新機能をすべて利用するためには新しいケーブルが必要になるでしょう」とコメントしました。
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